あのシルヴェスター・スタローンの
「ランボー」シリーズ(1~3)が
4Kレストア版として
只今リバイバル上映中!
「ランボー」と
「ランボー 怒りの脱出」
を観てきました!
もちろん
約40年前の公開当時、
劇場に観に行ったし
その後もテレビやビデオでも
何十回も観ていますが
劇場の大スクリーン、
大音響で改めて観て
大興奮!大感動!
(公開当時買ったパンフレット)
しかも4Kレストア版の
鮮明な映像で
若き日のスタローンの雄姿に痺れ
CGの無い時代の
リアルなアクションに固唾を呑み、
大迫力の爆破シーンに大興奮!
ジェリー・コールドスミスによる
緊迫感と高揚感のある音楽が素晴らしい!
「ランボー」(1982)は
単なるアクションエンタメではなく
ベトナム戦争帰還兵の
孤独と苦悩を描いた
社会派の映画でもあります。
「ロッキー」とはまるで違う
スタローンの哀愁漂う演技と
サイバイバル戦術が印象的でした。
山の中でのゲリラ戦、
傷口を自分で縫う姿、
機関銃をブっぱなし、
たった一人で街を破壊するランボー
ラストの泣きじゃくるランボーの
長いセリフは心に突き刺さり
エンディングテーマ
「It's a long road」は
心に沁みます・・
「ランボー 4Kレストア版」
満足度・・・200点!
続編の「ランボー 怒りの脱出」(1985)は
“ベトナム戦争帰還兵の苦悩”とか
“反戦”という社会的テーマよりも
超人過ぎるランボーの
超ド派手な戦争アクションエンタメに
様変わりしてしまいましたねw
スタローンの筋肉アピール度と
銃弾と火薬の量がハンパない!
脚本がスタローン&
あのジェームズ・キャメロンということで
とにかく
ドラマチック過ぎるエンタメ度が凄い!
大爆破する船から脱出するシーン、
雷と共に反撃を開始するシーン、
滝をバックに思いっきりタメて
弓を放つシーンなど
とにかく鳥肌モノのドラマチックな
アクションシーンに大興奮!
現実の社会で
戦争が起こっているのに
不謹慎ですが
映画の中での戦争なら大歓迎!
ド派手な銃撃戦や大爆破を
いっぱい見せてくれ~です。
「ランボー/怒りの脱出 4Kレストア版」
満足度・・・150点!
“兄貴の七光り(?)”で
フランク・スタローンが歌う
エンディングテーマ
「Peace In Our Life」も
なかなかいい歌ですが
「It's a long road」ほどは
心に沁みませんでしたw
ランボーシリーズ、どれも名アクション映画ですが、
一作目は格別にドラマ性がありますよね。
最後の警察署でトラウトマン大佐が、
「この任務は終わりだ。もう終わったんだ」というのに対し、
それまでほとんど喋らなかったランボーが、
「終わってなんかいない!何にもだ!」と
感情を爆発させるところがもうグイグイ来ます。
It's a long roadが流れるところで警官や
州兵の群れの中を歩きながら、ランボーが周りに投げかける視線が、
祖国に戻ってきたはずなのにまるで見知らぬ異国の地にいるかのような、
ぎこちなさがあってますます泣いてしまいます。
俺は高校一年生の時に
「ランボー」一作目を
映画館で観たのですが
その時はアクションばかりに目がいって
字幕をろくに読まなかったので
ラストでランボーが
なぜ泣きじゃくったのかが
恥ずかしながらその時は
イマイチ理解できませんでした。
その後テレビ放映の
日本語吹替を観て
ランボーの孤独と苦悩、狂乱を理解し
衝撃を受けました。
俺は原作の小説は未読ですが
原作のラストでは
ランボーはトラウトマン大佐に
撃ち殺されてしまうのですよね・・
そのラストも衝撃的すぎる・・