MAX真吉の中年真っ只中~!

バイク大好き!映画大好き!
アクション大好き!文鳥大好き!

超マニアックバイク! XJ750A 知ってますか?

2010-06-08 23:10:48 | 過去のバイク
超マニアックバイク、 ヤマハXJ750A(1981年式)です。
俺が22歳~24歳頃まで乗っていました。(1989年~1991年頃)
(取扱説明書の写真より)


21歳で自動二輪限定解除(←現在の大型二輪免許)を取得してから
初めて買った750cc“ナナハン”です。

当時は免許制度が現在とは異なっていたので
自動二輪大型免許取得者が少なく、大型バイクの需要も少なかったため
中古車では中型バイクよりも大型バイクの方が安かったりしたのです。

CBやZ系の人気車種は高価でしたが
XJ系やGS系、VF系はかなり安かったんです。
特にこのXJ750Aは超不人気車で
程度が良くて検2年付でも10万円位で買えました。

この“不人気車のナナハンの中古は安い”というのを知った俺は
XJ750Aの後→VF750セイバー→GSX750S刀→GPZ750Fと乗り継いで行くことになります。
今後の“マニアックナナハン”ネタをお楽しみに~

さてこのXJ750A、ヘンテコなバイクでしょー?
アメリカンとヨーロピアンツアラーを混ぜ合わせたような奇妙なスタイルですねー。
しかしながらフォグランプは標準装備だし(暗いけど)
チェーン駆動ではなくシャフトドライブ。
“マイコン”搭載で始動時に異常がないか
警告ランプで自動で知らせてくれるという当時としてはかなりハイテク(ぶった)バイクでした。
アメリカではXJ750A・SECA“セカ”の愛称で
けっこう人気があったという話もバイク雑誌で読んだことがあります。



(変なバイクやけど真冬の大阪~東京を下道で走り、雪の箱根も無転倒で走り抜いた思い出深いバイクなのです。)

当時の750としてはかなりコンパクトな車体だったため
チビで短足の俺でも安心して取り回しができる車体でした。
ハンドルをノーマルより低いものに変えて
ライトを丸目にしただけでかなりカッコ良くなったと思いませんか?


フロント19インチ、リア18インチのタイアは直進安定性は良いものの
コーナーリングでは“エイッ!”っと気合を入れなくては曲がってくれないバイクでした。



最後は自主制作映画の撮影で壁に激突させて有終の美を飾りました。。。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブルース・リー Tシャツ

2010-06-06 20:08:55 | おしゃれ・靴・グラサン
ハニーと近所のイオンに買い物に行ってきた。
そこで“ブルース・リー”Tシャツ(上の画像です)を見つけてんけどデキがイマイチ・・・
あんまり似てないし、デザインセンスも悪いので(俺好みじゃない)買わなかった。

トップバリューブランドかなんかよくわからんけど
'60、'70、'80年代別のいろんな懐かしいテレビ番組やら映画のキャラクターが
プリントされたTシャツがいろいろあったわ。
肖像権やらはちゃんと許可をとった正規ものではあるみたいやけど
全体的にデザインセンスがイマイチ俺好みじゃないのよねー。

興味のある人はイオンやダイヤモンドシティで見てみたら?
“宇宙戦艦ヤマト”Tシャツはなかなかカッコいいのがあったと思う。


俺のブルース・リーTシャツコレクションを紹介しましょう!
ブルース・リー財団の許可を取っていない“バッタもん”Tシャツもありますがなかなかカッコええでしょ!?



一番のお気に入りはこれです! “BRUCE IS BACK”


俺は無宗教で神も仏も信じませんが、強いて言うならば“ブルース・リー信者”です。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブラック・レイン」 ~最終回~

2010-06-05 00:27:46 | 元スタントマン

「ぴーちゃん、今回で『ブラック・レイン』のお話は最終回だよ。」


俺たち暴走族のシーンは他にもいろいろ撮影される予定だったらしいのだけど
やはり日本における映画の撮影環境というものは厳しいものだったらしく
当初大阪で10週間の撮影を計画したものの、
警察の交通規制など各所で期待した協力が得られなかったために5週間で切り上げて
アメリカで日本のセットを組んで撮影したとのこと。
チャーリー惨殺のシーンもアメリカでの撮影のようです。

俺の最初で最後の“ハリウッドデビュー”はたった2日間の撮影で終わってしまった・・・。


〔チャーリー惨殺のシーン〕
チャーリーに向かって疾走する“セイトー”のGSX-R! 長ドスの先から迸る火花! 
ローアングルで追走するカメラワーク、このカットめちゃめちゃ好き!さすがリドリー・スコット!
相変わらず路面は濡れていますね。怪しい日本語の看板がナイスですね~。
 

総製作費50億円とも60億円ともいわれたこのハリウッド大作
いやらしいけど俺のギャラの話もちょっとだけしましょう。
撮影の休憩中にボビーが暴走族のメンバーに
「本日のギャラは○○YENです」と紙に書いて掲示してくれたのよ。

「うわー、一日でこんなにくれるの?!」っていう金額でなかなかの金額でした。

東京の人たちも「なかなかおいしい仕事だねー」とか言ってた。

後日、ウキウキしながら大阪のL社に俺のギャラを受け取りにいったところ・・・

「あれっ、少ない・・・」ボビーが掲示してたギャラの一日分もなかった・・・。

でもL社さんのおかげでオーディションを受けることができた訳やし
スケジュール調整やマネージメント料ということでガバッと引かれちゃってたのですね~(笑)

今となってはギャラよりも
二度と実現できない超豪華キャストが競演したハリウッド大作「ブラック・レイン」に
ちょっとだけとはいえ出演できたことに感謝しています。

マジシャンのYくん、当時L社のO氏、ありがとうございました。


それともうひとつ、「ブラック・レイン」に出演した。と言ったら必ず聞かれること・・

「松田優作に会った?」



答えは「残念ながら・・会ってません。」
ヒルトンプラザで背の高いそれっぽい人の後ろ姿は見たけど・・・
若気の至りで「松田優作と会った」「しゃべった」「握手した」などとウソをついたこともあります。
すみませんでした。ハッタリでした。
健さんにも会ってません。会いたかった・・・。


「ブラック・レイン」の話はもっと簡単に書いてすぐに終わろうと思ってたけど
書いていくうちにどんどん鮮明に記憶が甦って、
とても22年前の出来事とは思えないくらい
つい最近のことのようにスラスラ楽しく書けてしまいました。

長々としょーもないことまで書いてしまいましたが
最後まで読んでくれたみなさま、ありがとうございました!

映画業界を引退した身分ではありますが
これからも書ける範囲でプロの撮影現場の裏話や自主制作映画の話も書いて行きたいと思います。
アクション映画好きの人はたまにこのブログを覗いてくださいね。

では最後に「ブラック・レイン」の予告映像をYou Tubeで! 俺のアップも一瞬だけ出てきます(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=95-bc1DZovg&feature=related
コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブラック・レイン」 ~撮影編~④

2010-06-03 19:02:27 | 元スタントマン


さて「ブラック・レイン」の続きです。


アンディ・ガルシアとメンチの切り合いをする俺(平成元年11月号のロードショー誌より)


「ブラック・レイン」のこのシーンを観てもらえばわかると思うけど
俺はマイケル・ダグラスとアンディ・ガルシアのほんま至近距離を走っているのです。

何回目かのリハーサルの時、チャーリー(アンディ・ガルシア)が
アドリブなのか監督の演出なのかはわからんけど
手に持っていたカバンを振りまして俺のバイクを攻撃してきたのです!

こんな滑る路面で安定感のないバイクに攻撃されたら転倒しかねない! 危ない!

そんな危険性をボビーに伝えないといけないことも知らなかった俺は
気の利いたアドリブもフォローもできずにカバンを蹴り返したりしてたのです。

アクションシーンで“危険”と思ったことは
すぐにアクション監督に伝えなければならない。
事故が起こってしまう前に。

当時の俺はまだまだプロの現場の経験不足で、アクション映画業界のド素人でした。

結局カバンを振り回したり蹴っているところはカットされてたけど
あのシーンのアンディ・ガルシアの演技はチャーリーになりきってるし
その後のシーンで“ナシダ”の挑発にのって惨殺されてしまうチャーリーのキャラクターを象徴する見事な演技ですね。
マイケル・ダグラスの睨みも凄みがあったわ~

バイクでただ走るだけではなく
2人に向かって“日本語で何か汚い言葉を発して挑発して下さい”という指示もあったので

暴走族のみんなは思い思いのアドリブで

「どかんかい!われ~!」 「しばくぞ!こら~!」」

「外人やと思ていきんなよ!」 「なめとんのか外人~!」

と思いっきりガラの悪いコテコテの“大阪弁”で挑発したりもしました。

でも完成した映画を観るとこのシーンの暴走族の声は一部はそのまま使われているけど
ほとんどカットされて吹き替えになってたのでちょっと驚いきました。

俺のドアップが2カットあって、撮影の時は

「おらおらおら~」「おらおらどかんかい~」とか言ってたはずなのに

映画を観ると

 「ホウホウホウ」か「フォッフォッフォッ」って変な奇声にアフレコされてたので変な感じでした。

アメリカの声優さんの声なのかな?

モミアゲをつけた(つけられた)俺の風貌が“猿”っぽいのでこんな奇声をアフレコされたなのかな?
しかしこのモミアゲをつけた“ジャパニーズモンキー”の俺がこのシーンで一番、アップが多いのよ。
リドリー・スコット監督に気に入られたのかも(笑)
予告でもこのシーンは使われてるし、予告にも俺のアップもちょっとだけ出てきます。

2人の周りをクルクル回ったり、カメラ目線でカメラの周りをクルクル回ったり、
ローアングルから撮られたり、ワイドで撮られたりといろんなカットを撮られました。
リハーサルなのか本番なのか、正直よくわからないくらい何度も何度も走り回りました。
路面が乾いてくると散水車で何回も水を撒くのでその度にタイヤがツルツル滑ってちょっと怖かったです。

撮影は23時くらいから始まって翌朝方まで続きました。

でも疲れたとかしんどいなんて全く思わなかった。楽しくて楽しくてしょうがなかった。
このシーンの撮影だけで2日間(2晩)かかりました。
映画の中では1分ちょっとしかないシーンなのにね。

やっぱりハリウッド大作は時間と金のかけ方が違う!

    
          つづく・・・次回「ブラック・レイン」~いよいよ感動の(?)最終回!~お楽しみに!

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ヒーローショー」

2010-06-01 22:45:31 | 映画
大好評の(一部の人に)「ブラック・レイン」の話は今回はお休みします。

今日から6月、早いねー、今年も。
6月1日、毎月1日は映画が1000円の日、
ということで井筒監督の最新作「ヒーローショー」を観て来ました。

先に言うときますけど
俺は井筒監督のファンです。いや今は“でした。”
「ガキ帝国」「パッチギ!」は大好きな映画やし
「ゲロッパ!」や「二代目はクリスチャン」も好き。
テレビでのコメントなんかも共感することが多いし大好きな映画監督やってんけどなー

実は俺、「パッチギ!」の撮影にスタントと擬斗助手として参加し
井筒監督の撮影現場を2ヶ月くらい経験したことがあるのです。
井筒監督の映画に対する愛と情熱を体感しました。
いろいろ苦労もあったけど充実したすごく楽しい撮影でした。
まあまたいつか書ける範囲で「パッチギ!」の時のこともこのブログでも書くかもしれません。
エリカ様にも会ったよーってそんなことはどうでもええねん。

いやー「ヒーローショー」観て、井筒監督のファンやめましたわ・・・。
ネタバレになるのでストーリーや具体的な内容は書きませんが
なんか観てる途中も観終わってからも“嫌~な気分になる映画”でした。

キレて暴走する若者の姿・・・負の連鎖・・・いったい何が言いたいんだろう・・。
ラストも中途半端で意味不明。

でも主演のジャルジャルの演技は凄くよかったと思う。
お笑い芸人としてのジャルジャルは一回もおもろいと思ったことはないけど
この映画の演技を観てちょっとだけファンになった。
女優のちすんさんも凄くよかった。
「ガキ帝国」ファンの俺にとっては升毅が出演してたのも嬉しかった。

「パッチギ2」もイマイチやったし「ヒーローショー」は最悪やし・・
井筒監督、次回作はおもろい映画撮って下さいよー!またファンに戻りますからー!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする