健康長寿の窓口 (タロー8の脳腫瘍闘病記改め)

2009年に乏突起神経膠腫の手術を受け15年が経過したことを機にブログをリニューアル、健康長寿の情報を発信していきます。

科学の進歩は素晴らしい

2009-11-03 12:19:18 | 健康・病気

カナダAngiochemという会社が開発中のタキサン誘導体「ANG1005」が、脳腫瘍のフェーズ1/2試験で有効性と安全性が示唆されたそうです
通常は血液脳関門を通過しにくい薬剤を、同社が持つLDL受容体関連たんぱく(LRP)経路を標的としたEPiC技術を応用して脳の中に薬剤を送り込むことができたようです。
具体的にANG1005は、LRPを通れるようにしたペプチドベクターAngiopepと抗癌剤のパクリタキセルを結合したもので、脳内濃度はフリーのパクリタキセルよりも100倍、テモダールよりも10倍高いそうです


いやはや、すごい技術です。