昨年、「東大のがん治療医が癌になって 加藤大基、中川恵一著、ロハスメディア」という本を読みました。
著者が某生命保険会社のTV/CMにも出演されていたのと、タイトルに惹かれたのですが、この本の中で加藤先生は、まさか自分が、という表現を何度もされていました。それを読みながら、私自身も、まさか自分がねぇ、と思いながら読んだものです。そして、読み返していて手が震えた部分がありましたので、抜粋します。
「チェーンメールの脅しの文言のようで少々恐縮であるが、次がこの本を読んでいるあなたの番でない保証はどこにもない。」
まさか、でもね。偶然と言うのは怖いです。私にはピッタリと当たってしまいました。
加藤先生は、誰だって可能性はあるよ、と、ただそれだけをおっしゃりたかっただけだと思いますが、私の場合、ちょっと洒落になりません。
因果関係も何もない、あるはずもありません。全くの非科学的です。
しかしこのままにしておくと、このブログを読まれた方が、加藤先生を口撃しかねません。
私も研究者ですから、科学的な論拠を示さなければなりません。
では、何故、脳腫瘍になってしまったんでしょうか?
食生活、化学物質にストレスなどの様々な要因が重なって腫瘍へのスイッチを押してしまったと考えられます。
まずは食生活。
食生活には気をつけてきた方だと思います。インスタント食品やファーストフードは出来るだけ控える。タバコは全く吸いません。お酒は嗜む、よりは多いかも知れませんが、まぁ、そんなに多い方ではないと思います。野菜も出来るだけ多く摂り、しかも、自宅の菜園で採れた旬の野菜をね。この辺りは、加藤先生も書かれていたことと似ている部分です。
一般的に言われる無茶な生活はしてきませんでした。
私は仕事上、化学物質に触れる機会が一般の方よりも多いです。ですから、手袋着用は勿論、ドラフト(強制排気装置)内での使用を心掛けてきたつもりではいます。
腫瘍へのスイッチを押してしまうリスクが高いのは確かではありますが、今更検証のしようがありません。科学的な論拠を示すことはできません。
主治医は増殖速度から考えると、5、6年単位で発生したものかも知れませんね、ということでしたが、例えば、5年前のことを考えてみました。
5年前と言えば、ちょうど私が管理職となって、ストレスを感じ始めた頃です。その頃の友人へのメールのログを見ると、疲れた、などの表現が多いです。
その頃は母親の介護も重なって、休日にストレス発散できない日が続いた、というのもあります。ストレスがあったとしても、それを跳ね返す、発散できる自分の時間があれば良かったのかも知れません。
ここでも、今更検証のしようがありません。結局、元に戻って、科学的な論拠を示すことはできません。
ふと考えると、私の奥様が、5年前の私の状況に置かれていることに気づきます。管理職、夫の介護(看護)。。。
ストレスを上手に発散して下さい。5年後に何かなったとき、私は何もしてあげられないかもしれないから。。。
結局、何が悪いとか、誰が悪いとか、何を責めるとか、誰を責めるとか言うのではありません。
なってしまったものは仕方ないのです。その原因を突き止めたって仕方ないという結論に達しました。
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