健康長寿の窓口 (タロー8の脳腫瘍闘病記改め)

2009年に乏突起神経膠腫の手術を受け15年が経過したことを機にブログをリニューアル、健康長寿の情報を発信していきます。

クロスロード

2009-06-10 05:48:09 | インポート
ココでは多くの学生さんが医学を学んでいます。病棟を抜け出して散歩すると生協があって、将来を夢見る学生さんで賑わっています。 2年前、私は”ココ”にいるはずでした。今とは全く違う理由で、あの学生さん達の中に交じって、話をしていたかもしれません。 ふと、もう一人の自分がそこにいるように感じました。”彼”は、私の存在に気づかずに、横を通り過ぎていきました。 ”彼”の人生はどうなるのでしょうか。そして私の今後は? そんなこと考えても全く意味のないことですが。。。


ココの同じ病棟の中では、やはり脳外科関連の手術をされた患者さんか?頭に白い包帯のような帽子(帽子のような包帯?)を付けられた方を数人見かけます。 中には小学生くらいの子供さんもいます。小さいのに頑張っています。 来週には私もそうなるのだなぁと思うと、やりきれない気持ちですが、あの子の、病気と闘ってやるというような悲壮感ではなく、明るく、ごく普通に歩いている姿を見ると、40半ばの大人が何してんねん、と反省です。

その他、外科もありますので、車椅子で治療されている患者さんも沢山いらっしゃいます。 事故で怪我をされた学生さんなのか、お見舞いに来られた学生さんの集団に若い頃の自分を重ねたり。。。 お互いが女性の患者さんだと老若問わず仲良くなれるのでしょうか、食事の時は会話が弾んでいます。(男性は無口)私の彼は仕事が忙しいらしくて一度も見舞いに来てくれないのー、って。。。


当たり前ですが、真夜中でも救急車がやってきます。(今朝は多い)搬送されている患者さん本人、ご家族、救急隊員、みんな必死だと思います。そしてココで、医師、看護師、様々なスタッフ達と共に闘いが始まります。 ココは人生のクロスロードです。


みんなそれぞれの人生を持ってココへやって来ます。それぞれの事情があり、対応も異なります。 人は一人ひとり、それぞれです。 でも、誰にでも平等に朝はやってきます。 時の流れる速度も同じです。誰かの時間が速く過ぎたり、ゆっくり動いたりはしません。 今朝も明るくなってきました。もうすぐ消灯時間が解除されます。 新しい一歩を踏み出そう!


----------------- sent from W-ZERO3


最新の画像もっと見る

コメントを投稿