「越前がに」福井県で水揚げされたズワイガニに対して呼ぶ愛称。
福井県は、1989年(平成元年)3月21日に「越前がに」を県の魚と定めています。
冬の味覚の王様「越前がに」漁の解禁日は毎年11月6日です。
2019年11月現在のかに漁の期間は【ズワイガニ】11月6日~翌年3月20日、【セイコガニ】11月6日~12月31日、【水ガニ】2月19日~3月20日
天気も良く海が荒れていないときに漁に出ますから、そのような天候の次の日あたりには大漁水揚げで価格も安定しそうで、新鮮でお買い得みたいですね。
「越前がに」はオス・メスそれぞれに違った美味しさがあります。
【オスガニ(ズワイガニ)】の特徴:長い脚にたっぷり詰まった甘みのある身と、甲羅の中の濃厚なカニみそが特徴。
【メスガニ(セイコガニ)】の特徴:甲羅の内外にある卵が絶品で、お腹にある外子はプチプチとした食感、
甲羅の中にある鮮やかな朱色の内子は「赤いダイヤ」と呼ばれるほど何とも言えない珍味が特徴。
ズワイガニは産地により様々な呼び名があります。
福井県では「越前がに」
山陰では「松葉ガニ」
丹後の一部では「間人ガニ」
石川県では「加能ガニ」
黒いつぶつぶが適度に付いているカニは良いカニとされています。
良いカニはお値段もUPですね。
ベニズワイガニとズワイガニは別ものであり、お値段も大きく異なります。
身の詰まり具合、カニみその風味など一度は冬の味覚の王様「越前がに」をご堪能ください。
下の写真は「茹でガニ」で王道の味。
「三国港」の黄色いタグ、雄がにのハサミの腕には「越前がに」のマークと水揚げ港が書き込まれています。
三国港で水揚げされるカニの特徴は、鮮度重視の日帰り漁と夜6時からの「夜のセリ」。
夜中に出港した船は、翌日夕方5時に帰港し夜セリが行われ、その日の夜のうちに新鮮なまま各地に発送されます。
「カニみそ」日本酒に合いますね。
甲羅に日本酒を入れて味わう「甲羅酒」はまた格別の味です。
「焼きガニ」は焼くことにより水分が飛び、旨味が凝縮されます。焼きすぎ注意ですね。