今日も猛暑日、今日もいい風。
国の家畜改良事業団の新規種雄牛が発表された。
それに合わせて、そのために、種雄牛のゲノミック育種価が更新された。
福勝鶴、銀恣の他4頭新規選抜された。
これらの牛の検定最終成績で想像していた私のイメージと実際出たゲノミック育種価に少し乖離があった。
具体的に言うと、福勝鶴や銀恣のBMSゲノミック育種価はもっと高いと思った。
福勝鶴のG育種価のBMSは福之鶴に近い値かと思ったが、かなりの差があった。
正直これが出る前は、以下を思い、福勝鶴が出たら、福之鶴の居場所がなくなるのでは?と思っていた。
福勝鶴は福之鶴を大きく凌ぐ枝重と福之鶴に引けを取らないBMS、によって福之鶴の利用価値が見いだせないと予想
福之鶴はBMS、脂肪の質で福勝鶴と住み分けることになりそう。
銀恣のG育種価の枝重、BMSは、福勝鶴に近い値かと思ったが大きな差があった。
銀恣にとってBMS値は、ちょっと厳しい結果。
やはり、検定成績値だけで判断するのは不安定ということか。
所詮、半分は母方の影響。
いろいろな地域の検定結果が好成績でニュースになるが、かなりが消えていくというのは、検定用肥育牛に良いメスの子を揃えて良い成績を出し、無理やり成績を押し上げているのだろう。
そのため、育種価を計算すると、ニュースになった種雄牛は育種価的(実際供用されてからの成績)には並の種雄牛ということになってしまっているのだろう。
私はこれをサラブレッド方式(有名種牡馬SS方式といいたが、)と言っている。
サラブレッドは多くの低賞金獲得馬を出しても年に数頭G1馬(同一馬でもよい)が出れば良い(夢を買う)システムだが、
和牛はより平均値の高さを求めるので、サラブレッド方式では困る。
検定成績に合わせて育種価も公表してもらいたい。
具体的値が無理ならHABCD表示でもよいので。
農家も困るが、本当なら検定主催者はもっと困るはずなのだが、目先の数値だけに気を取られすぎているように思う。