- 市場や農家同士の話で、よく、DGという言葉を聞く。
けれども、そのほとんどが誤用である。
DGといっているときのほとんどの場合が、体重/日齢のことである。
DGは
日増体量なので、ある期間の純粋な体重増加量を日数で割ったもの。
なので、誕生から子牛市までの場合は (出荷体重ー生時体重)/日齢となる。
例 (生時体重分からないので、私は便宜上40kgとして計算している。
330kg、290日齢、生時体重40kgの場合
(330ー40)/290=1.00kg
300kg、260日齢、生時体重40kg
(300ー40)/260=1.00kg
240kg、200日齢、生時体重40kg
(240ー40)/200=1.00kg
と本当のDGだと、
日齢が違っても、発育速度はほぼ同じ、と評価できるが、
日齢体重
330kg、290日齢、の場合
330/290=1.138kg
300kg、260日齢
300/260=1.154kg
240kg、200日齢
240/200=1.200kg
と偽物のDG(日齢体重)だと、
ほぼ同じ発育速度なのに、若いほど増体が良い子牛と間違って評価してしまう。
これが問題。
みんな解って言っているならいいが、ほとんどが間違って評価している場合が多い。
誤用が主流になってしまっている、今更、遅いかもしれないが、日齢体重とDGはしっかり使い分けましょう。
特に公的機関、研究機関の方々。ブログなどで時々誤用を見ます。(◎-◎;)
因みに、我が家の発育目標は
去勢が DG 1.0kg 270日310kg(生時体重40kgとして)
メスが日齢体重 1.0kg 270日270kg
です。
この目標はメスの方が達成しやすい結果になっています。
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