鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

焚き物

2015-04-13 21:19:06 | 大工道具
木工業の廃材は木の切れ端と鉋屑。
その処理方法。


うちの風呂は子供の頃頃からそれで風呂を沸かしています。
いわゆる五右衛門風呂。
昔よくあったゲスイタ?底が厚くないように板をはめてた。

今は人口大理石の浴槽に変わりましたが湯沸し方法は昔のまんま。
風呂を焚くのは子供の仕事でした。
今は小5の子供が担当です。


体の芯まで温まっていいんですよこれが。


うちのリフォームして頂いた大工さんに廃材を持ってきてもらってます。
お互いが助かるので。




冬場は薪ストーブに樫と混ぜて使ってました。



だいぶ前になりますが興味深い話を聞きました。
以前に御礼で柄付けした物の感想。


今のリフォームの刻み仕事によく使われてるそうです。


この鑿、前に使って張ったおじいさんが自分で柄付けされた物で歪がずれてたそうです。
そのうえ上手擦り合わせされてなかったので蛇が蛙を飲み込んだようになってました。

「しっくりきてスーと入る?バランスがいい!」
その鑿だけが歪がずれてたそうで、毎回「ンッ?」と違和感があったようです。


「曲がった柄を使ったから判る実感」って笑ってました。
柄付けって鑿の印象まで変わってしまうのかと再認識しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする