鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

二代目源治郎

2017-07-22 06:48:28 | 大工道具
卸さんから非常に珍しい鑿が来ました。

源治郎の新品の追入れ鑿。8分と1寸です。


こんな古い物がまだ残ってるんですね~?







でも、今まで見た物とはちょっと?

刻印は同じだけどマチ等にヤスリ目が無いのと中尾に付け根にボール盤跡が・・・。



早速、錦清水さん所へ持って行き見て頂きました。

「これは甥の鑿や!」宮脇源治郎さんの息子さんの作品のようでした。

30年位されていたようですね。


鑿は「中尾が一番大事!」と言われて続けてこられた初代源治郎さん。




息子さんの中尾の形です。非常に似ています。








1本割れました。ここまで口金が緩むと普通抜けるのですが、なかなか抜けませんでした。







先より付け根の方が太いのでしっかり締まりました。








初代源治郎の鑿には白裏が無いとの事でした。

初めて見た非常にレア物ですでした。







どなたの手に渡るのでしょうね。


感想を聞いてみたいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする