鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

鑿柄 ウバメガシ編

2021-01-29 12:48:45 | 大工道具
姥目樫と言うと八尾の武田さんがお気に入りの材です。

若かりし頃は農業関係の学校を出られてますので、木の事に関しては詳しい方でもあります。

20年くらい前から三木によく来られてるようで、同業さんでは廃業された久斗さんの所によく出入りされてました。

久斗さんは垢ぬけた仕事をされる方で、自分も刺激を受けてました。


先日、若い世代の方と山に行かれたそうです。

ウバメは素性が悪い物や枝は駄目らしいです。





慣れないとどの木がそうか判らないようですね~。目が肥えてくると判るそうですけど。



丸めてみました。





木肌を比べてみます。上から樫の芯持ち、ウバメの芯持ち・樫の芯サリ(白樫)。





少し色があり油分が多そうです。生だからそうなのか判りませんが。

全部同じ条件ですが、つるつるしてます。太さが合うと筋も消えます。


お聞きしたところでは口金の所で折れなく、よく効く!と。

太めの中尾の鑿にはいいかもしれませんね。



今回の中にヒイラギの芯持ちがありました。

















コメント
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