鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

大内2代・3代

2015-01-15 23:16:45 | 大工道具
間違いに気付きました。
原文コピーで修正させて頂きます。
以後間違いに気付きましたら常に訂正させて頂きます。


古鑿追入れにイス材で5寸丈の突き鑿に変更です。


口金(ハカマ)がよく締まっていて鑿がなかなか抜けませんでした。
口金の形がかなり古いので、20年以上前のです。




播州型の面取り口金は叩く程奥へ入って行って締める(内面に工夫がいります)ような作りになってす。


直ぐ使い直ぐ使い?Ⅱ を見て頂ければイメージできるかと思います。

この中に大内2代目がありました。一番右。刻印がちょっと違います。これが間違いです。これは3代です。




が3代目・真ん中が古い狐


2代目の面尻は流れるような感じで凄く綺麗です。明らかに作りが違いますが、これは3代目です。初代1・2代で人気が出たと聞きました。



これが3代目。




古い狐です。




完成しました。




心配事はひとつ。
追入れ鑿を突き鑿にすると、置いた時に木が当たるのでは?

綺麗に研がれていましたので、いい感じのそりになってました。
写真を撮り忘れましたが前回の彫刻(実際は刃・口金・木とツラで)のようになりました。




と、以前こう書きましたが自分の知識不足でした。
大内さんに初代・2代を見せてもらいました。

初代



錬鉄もしくはかまじで丈夫な作り。当時は鋼が貴重だったので凄く薄いです。


裏です。




2代目



柏の家紋逆バージョン(左が上と右が上のがあります)です。
そうです。一番上の宗家が無いんです。一番下に右から二代。



コミ(中尾)にヤスリが掛かっている物もありました。非常に綺麗です。

特徴はなで型気味で面尻に向かう肩の面があまり内に入っていない。


写真を探せばありました。2代目と3代目少し判りにくいですが叩きが3代・追入れが2代。



なぜ形が色々あるか?職人さんが多かったからです。3代目の兄弟さんでも3人入っておられました。10人ほどおられたそうですよ。作業される人で微妙に形が違うんです。


調べているうちに見つけた「職人魂~人が造り出す美しさ~」さんのこれ↓

http://blogs.yahoo.co.jp/tukiichihiro/archive/2008/07/13


間違いなく2代目です。


大内鑿ファンの方に笑われそうですが、訂正させて頂きます。
勉強になりました。もう間違いません。


興味のある方は大内さんに見せてもらって下さい。



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