シルバー世代の体型カバーについて

　　洋裁をするようになってから早40年近く。

　　　　　て、歳がばれますね。

 

　　　お仕立てをしてきて感じることは

　女性はどんなに痩せてスタイルの良い方でも、

　　　　少しでも細く見せたい、

　　と、願っていると言うことです。

 

　　カットソーのパターンを作る際にも

　　　　　一番に考えるのが、

　　　細く見えるかどうか？です。

 

　　　　若くスタイルの良い方なら、

　　どんなデザインも着こなせますね。

　が、歳とともに体型の崩れは否めません。

　勿論歳をとってもスタイルの良い方も希にはおられますが、、

 

　  　教室には、8歳から80歳位まで

   幅広い年代の方が来て下さっていますが、

　　半数以上がシルバー世代の方々です。

 

  　　ですので、パターンを作る際は

　体型カバーが出来るかどうかをまず考えます。

　

　最近は肩が下がったデザインが流行ってますね。

　       

           このデザインは着て楽ですし

　 若い方を中心にこれからも流行しそうです。　

 

　が、シルバー世代には難しいデザインです。

　　

      なぜなら、肩下がりのデザインは、

　　逞しくなった二の腕に豊満なバスト。

これらを強調して見せてしまう場合があるからです。

　　

　ふくよかになってしまった体型を細く見せるには

 むしろ肩幅を狭く見せるデザインの方が効果的です。

 

  　それでも流行のデザインを着てみたい！

　     

         そんな方にお勧めしたいのは

　　それは、小物やアクセサリーなどを

　　　　上手に利用することです。

 

　肩下がりのように横に広がったデザインには、

　　　ネックレスやストールなどで、

　  　　縦のラインを作ることで

　　スッキリ見せることが出来ます。

 

　　下の写真はTさんの着こなしですが、

　　ネックレスを手で隠して見て頂くと

　その違いを分かって頂けると思います。

　

 

　

　　また、肩が下がってないコーディガンも

　 縦のラインが出て、細見せ効果があります。

 

「私は背が低いのでコーディガンは似合いません。」

　　　と言うかたも多々おられますが、

　逆に背を高く見せてくれるのではと思います。

 

　　参考作品です。

 

　　　　　似合う､似合わないは、

　　　かなりの方に思い込みがあり、

　　たくさん作品を作っていくなかで、

　新しい自分を発見したりすることも多いです。

　　それも手作りの楽しさの一つですね。

    

　　　さて、昨日は、

  　国営ひたち海浜公園に行ってきました。

　　想像以上の広さと平日にもかかわらず

　　　　混雑していたことに

　真っ赤に紅葉したコキア（ほうき草）に目を見張りました。

 

 

　　   今日も忙しくなりそうです。

 

    　　これから教室に向かいます。

 

 

 

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