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好きなヴァイオリニストはダヴィド・オイストラフ
ダヴィド・オイストラフの名が頭に入ってきたのはきっとベートーヴェンのヴァイオリンソナタをレフ・オボーリンと演奏したのを聴き、カラヤンの指揮でトリオコンチェルトをスビャトスラフ・リヒテルとムスティスラフ・ロストロポーヴィチで録音した後再録音を望んだ演奏者をヘルベルト・フォン・カラヤンが無視していなくなった?
そんな話題を聞いて以降でしょうか昨年はチェロの演奏ばかり聴き比べをし録音技術も判定に左右するであろうがそれより楽器の鳴りの良さは楽器自身によるものか演奏者の技術によるものか?
パブロ・カザルスの音はいまのところ好きにならないまま過ごしています。
楽器の音色の次は曲の解釈ですが、私はゆったりしたのが元々好きで忙しげに聞こえる演奏は好きになれません、そんな理由からヤッシャ・ハイフェッツの解釈で時折突っ込んで行くのは勢いなのでしょうがその勢いを心に貯め燃焼しているような演奏を好むことが多いですがウラディミール・ホロヴィッツの演奏を聞いているとそればかりではない。
そんなこんなでヴァイオリニストで好きな演奏者は今現在ダヴィド・オイストラフにアルテュール・グリュミオーとレオニード・コーガン辺りのようです。
ピアニストでもウラディミール・ホロヴィッツやグレン・グールドのような特殊な人を除けばアルトゥール・ルービンシュタインが最高でクラウディオ・アラウやダニエル・バレンボイムの力の抜け切った演奏技術は気になるところですし、マリア・ジョシュア・ピレシュの大胆荘厳な演奏は聴きやすくて好きですね。
ヴァイオリン演奏も一年以上聴き続けると耳が肥えてきたのでしょう、音には太くて艶があるのが好みだったり弦によって鳴りが違っていたり古典以前の装飾音の解釈はいまだに決まっていないようで聴いていてヴァイオリンの演奏解釈はまだ伸び代があるように感じられたりします。
柿島 秀吉