クラシック好きです

交通事故でC3.C4の四肢麻痺になって
障害者施設から在宅生活に戻れた日々の出来事

ケンプとミケランジェリのベートーヴェン

2013-11-30 07:29:44 | 日記
ミケランジェリとケンプを聴き比べて

ベートーヴェン ピアノソナタ第4番

ケンプを聞くと決してつまらないということはありません
しっかりベートーヴェンとして表現された演奏なのです

何がこうまでミケランジェリの演奏に耳が引きつけられるのか?
同じフレーズを聞くとミケランジェリの方が納得させられるし
この曲を好きなのが伝わってきます。

今こうしてケンプの4番んを聴きながら書いていますが
オブラートに包まれたようなベートーヴェンでしょうか?
あまりにもミケランジェリの言葉があからさま過ぎて
何度も聞くのであればケンプの方が良いのかもしれませんが
運動神経がよくスタイルがよく完璧といえば
コマネチの体操を見るのと似たような感動をミケランジェリのベートーヴェン第4番に感じられると思います。

ベートーヴェン ピアノソナタ 第12番

ミケランジェリの第12番なんかを聞くと
こんなに素敵な変奏曲って誰の曲?
全く新しい曲に出会えたごとく新鮮な気分で聞くことができます
ケンプの演奏がどうのこうのではなく
ミケランジェリの演奏がよすぎるのだと思います
変奏曲がこんなに気持ち良く聞こえてきたのは初めてですから

ミケランジェリって素晴らしい!

Kakishima
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ネイガウス 最後のリサイタル

2013-11-29 07:20:17 | 音楽


ネイガウス/最後のリサイタル

スタニスラフ・ブーニンのお父さんということで購入して見ました
写真が息子さんとそっくりです
ブーニンのCDは1枚もなく覚えているのは有名なワルツのみ!
腰をふりふり弾いている姿を覚えているだけです

ディスク:1
ピアノ・ソナタ第8番op.84(プロコフィエフ)

うーん?
音楽が汚いかも!

2. 前奏曲ト長調op.32-5(ラフマニノフ)
3. 前奏曲ハ短調op.23-7(ラフマニノフ)
4. 前奏曲変ホ長調op.23-6(ラフマニノフ)
5. 前奏曲ヘ短調op.32-6(ラフマニノフ)
6. 前奏曲ニ長調op.23-4(ラフマニノフ)
7. 前奏曲ト短調op.23-5(ラフマニノフ)

ゆっくりの部分は綺麗なのだが
それ以外がきたないかも

8. バラード第1番ト短調op.23(ショパン)
9. バラード第2番ヘ長調op.38(ショパン)
10. バラード第3番変イ長調op.47(ショパン)

同じ感想で
たっぷり歌うところは素敵なのだが
激しい部分が熱が入りすぎてきたない

ものすごく情熱的な演奏とも言えるのかもしれませんが
力みすぎなところを抑えれば素敵な演奏になると思うのだが

ディスク:2
1. バラード第4番ヘ短調op.52(ショパン)
2. 子守歌変ニ長調op.57(ショパン)
3. 舟歌嬰ヘ長調op.60(ショパン)
4. ピアノ・ソナタ第3番ロ短調op.58(ショパン)
5. ワルツ変イ長調op.64-3(ショパン)
6. 月の光(ドビュッシー)
7. 前奏曲ハ短調op.23-7(ラフマニノフ)
8. 舞い踊る愛撫op.57-2(スクリャービン)
残りは聴き流しました
CD2の方が聴きやすかったかも

Kakishima

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四肢麻痺障害者の視野

2013-11-28 07:28:09 | 脊髄損傷


四肢麻痺の視野と健常者の視野の違い

私たち自由に動けない障害者は見たことのみを頭の記憶に残して行きます
見ていないものは存在しません!

なので時折
りんご食べませんか?
ヨーグルト食べませんか?
冷蔵庫に肉が残っていますよ

話してくれると
おう!
そうだった!

などと
生活が楽しくなります
言ってくれないと1ヶ月でも1年でも朝は食パンになってしまいます

時折スーパーにでも出かけることが大切なんだろうが!

『ほうとうの麺』を片付けた場合

片付ける指示は出したので他の人が食べない限り何処かにあるはずです
そんな指示を出していない他の介助者はほとんどそのほうとうの麺を見つけることができません、自分で片付けていないものはどこに片付けるか知らないためでしょうか?

普通に考えると
第一候補は冷蔵庫の中

それでも探せない介護士の多いこと!

それは冷蔵庫にあると考えないからです
そんな間抜けな思考の介護士が多い!

そこにあるということを信じないと見つけることができません。

あ?
ほうとうの麺を知らないから?

『ステレオが動かなくなったら?』

本体が壊れていなければコンセントが抜けているだけですが
抜けかかっているコンセントは理解できないようです
一度指貫すればいいだけなのにそんな教育は受けていないらしい

昨日聞いたポルリーニのノクターンが聴きたいのだが!
そう言ってからCD捜すのに時間がかかるのは
昨日のCDをどこに置くのが人間の普通の行動かを想像できないらしい!
昨日なんだから
そこらへんでしょう?

『コーラある?』

あるかないか見てきます!

て?
私が一日にする行動ってたかがしれている
我が家が職場なんだから昨日と何が違うのか朝1で調べるくらいするのが常識だと思うのだが、そんな違いを見て回らないのかね?

貴方
それでもプロ?

『本日の晩御飯は派遣介護士によるおでん』

いつもなら
目の前にコンロをおいて
土鍋を温めながらアツアツで食べるのであるが

本日は皿に一通りもってきてあり
汁はほとんど見当たらない!

うんなん!
すぐに冷え冷えになっちまう!
そんな冷えたおでんの何が美味しいのやら?


自分ちの介助者を
思い通りにしてもらうのでさえ時間がかかっているのだから
派遣さんには期待はしていませんが
思わぬ美味しいものを作ってくれる人がいるのも確かだったり!

【片付けは】

あるべきものはあるべきところに置くべきであり

文章類は文章が見えるようにと
郵便物なら到着順に!
変に片付けるとどこに置いたかわからなくなりますから

特に必要なものは
磁石で貼り付けて見えるようにしておくこと!

見えないところに置くには
そこが大切なものを置くところと決まっている時だけにすること!
そうでないと一生出てくることはありません!



『世間の決まりには慣れるようにしておきましょう』

あまりにも幼稚なことをいちいち指導するのは大変がっかりします
台所だけブレーカー落ちるのなら
その時の電気製品のセットは同時に使わないようにするだけ!


台所にある電気ストーブは昨年あまりにも電気を食うので買い替えたやつで
捨てるように指示してあったのになぜ今だに使うか?

ということで
昨年の話を今年も引っ張るなんてのはやめて欲しいよね!

Kakishima
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カツァリス ショパン バラード&スケルッツォ

2013-11-27 07:22:23 | 音楽


シプリアン・カツァリス ショパン バラード・スケルツォ集

1985年のショパンコンクールの時過去5年に録音されたショパンを目隠しで聞いて

よく読まないとだまされそうですね

聴き始めて

え?

これが過去最高?
歴代コンクール覇者ってそんなに下手だっけ?
などと勘違いしてしまいます

カツァリスの演奏はさておき
先日からギレリスの音色とベートーヴェンの解釈に浸っていたら
ミケランジェリの音色と解釈に打ちのめされていたところですが
人を惹きつける演奏ってピアノ単音でもいきなり引き摺り込んでくれるようです

録音の仕方なのか?
演奏なのかと言われたら
もちろん演奏自体のお陰で
その演奏を余すところなく録音できればそれで良いのだと思います

カツァリスの録音はもう少し音が伸びてくれたら気持ち良く聞こえたかも
時折聞こえてくる主題ではないメロディがこれまで聞いてきたバラードを飾っているかのごとくたのしめるのはいい事ですが
それが効果的かどうかは意見が別れそうだと思います。

さて
スケルツォも聴いて
カツァリスの演奏を聴いていると
ロータスの車に乗っているようなって
乗ったことないのに想像で言ったらあかん
マツダのスポーツスターでしたっけ?
そんな車で楽しんでいるような快感があるかもしれません

Kakishima
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ミケランジェリ ベートーヴェン ソナタ第4番12番

2013-11-26 07:33:32 | 音楽
ミケランジェリ ベートーヴェン ソナタ第12・4番

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4番, 第12番
ラヴェル:夜のガスパール(ミケランジェリ)(1959, 1982) [Import]
ベネデッティ=ミケランジェリ(アルトゥーロ) | 形式: CD

いきなりぶっきらぼうな音の12番で心をわしづかみにされた気分
ケンプでソナタ全集聞いていましたがこの12番一曲でケンプの印象は吹っ飛んでしまうくらいグイグイと心の中に食い込んでくるベートーヴェンです。
録音はライブなのですが全く問題なく綺麗です

ミケランジェリが弾くとベートーヴェンの音楽の偉大さがわかるのか
もともとベートーヴェンが偉大なのか
ミケランジェリが完璧主義でよかったのか?
もっとたくさんの録音を残すべきだったのか?

まだ聞いてないミケランジェリの録音が沢山残っている私は幸せです。

ソナタ第4番

一つ一つの音が踊っているかのごとく生き生きと始まるベートーヴェンのソナタ
特に変わったことはしていないのに惹きつけられるのはミケランジェリの魅力でしょうか?

ミケランジェリのベートーヴェンのソナタは多分初めて聞くと思いますが勿体無い!

他にないのか?
探して見るがそれほど録音していないらしい!

ミケランジェリのベートーヴェンの弾き方じゃなく捉え方が新鮮なのだと思います、どちらかと言うとぶっきらぼうにひいているように感じられるのですがそれが余計魅力的に感じられます。

男に惚れられる男っぽい演奏なのではないでしょうか?
純真な子供のようなキラキラしたものに魅力を感じるように
ミケランジェリの演奏に引き込まれます

単純な紙芝居が
頭の中でどんどん膨らみ
ものすごく大きな物語に変化するがごとく

ミケランジェリのベートーヴェンのソナタ第4番はベートーヴェンの名曲と呼ばれている曲を超えてしまうくらい素晴らしい曲に変化しています。

これは聞かないと損だと思います!

ケンプのベートーヴェン ソナタ全集を買うより
この一枚買った方が生きていてよかったと思うこと間違いありません!

なんと綺麗なメロディに
素朴な力強さ!



ドヴュッシー 映像 第1集より

ラモー礼讃

ユニゾーンで始まる有名なフレーズですが
私は印象派はそれほどきいていないのですが
ミケランジェリのピアノはしっかり引き摺り込んでくれます
中学時代にストーブにあたりながらインスタント珈琲とビスケットを食しながらラジカセを聞いていた頃を思い出します。
ドヴュッシー全集として先日アースのを購入して半分聴きましたが
ミケランジェリのこの一曲だけでもドヴュッシーを聴いてしまったらアースのは聞く必要なくなるかもしれません
同じくラヴェルはフランソワで全集を揃えたのですがこっちは負けないで欲しい
というより
ミケランジェリの印象派は購入しないと話になりませんね。

ラヴェル 夜のガスパール

オンディーヌ
絞首台
スカルボ

どの曲もピアノの音一つ一つに命が吹き込まれ生き生きとしてるのが感じられます
印象派って不思議な音楽ですね
できるだけ生活感のない場所で聴きたい気分なので新居ができたらきっと似合いそうな気がします。

夜のガスパールだけ録音が違うような気がするが?
ミケランジェリは最高ですね!

Kakishima
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