このブログで、時系列ごとにメモしたのは、
事態の把握までの経緯
をメモしておくことでした。
当初は、民間の東電のみ、その後、保安院。
大分経って、自衛隊や東京消防庁。
アメリカ軍の機材提供。
IAEAの参加。
当初、20キロの避難制限だったものが、
現在、東京では、水から放射能が検出された問題、福島およびその近郊の農作物(ホウレンソウ等)の出荷停止。
影響が大きく出始めています。
実は、これらの問題は、学んだことのある人では、初期の段階で懸念されていました。
原発の危険性を学ぶとたいてい出てくる問題だからです。
こうした影響からすると、早期に国家が介入しなければならない理由が分かると思います。
答えは、
人の生命身体にかかわるため。
そして、国土の保全にかかわるため。
国家は、
人、国土、統治権
の3つの要素から成り立っています。
人がいないと、そもそも国家の前提がない。
国土がないと、かつてのユダヤ人のように、国家を作れない。
人や国土があっても、統治できる権限がないと、国家とはいえない。
そして、ひとたび国家ができれば、
国家は、それらを全力で守る必要があります。
3つがそろって、国家として成立した。よかった。
といっていても、油断して、これらのどれかを失ってしまうと、
国家は滅ぶ
ことになります。
そのため、国家は、全力でこれらを守るようにする必要があるわけです。
原発の処理を間違えると、
人の生命、身体の安全
にかかわります。
今、関東、東北の人の不安は、他県の人よりも大きいはず。
生命、身体の安全が脅かされているからです。
そして、
土地が放射能に汚染されれば、実質的には、農作物は育てられなくなり、人も住めなくなる
わけです。
これは、
国土を失ったことになります。
何年も放射能が残る国土を、将来の国民に残しても、喜ばれません。
国土は、そこに住めて、そこから恩恵を受けられて初めて喜ばれるものだからです。
つまり、一民間企業に任せておいてはいけない理由は、最悪の場合、
人と国土を失う
ことになるからです。
視野を広げてみると、実は、これは地球規模の問題です。
日本での原発事故が最悪の事態を迎えると、
近隣諸国に影響が出る
わけです。
だから、ロシアはチェルノブイリから学んでいないと怒っています。
自分たちの人や国土に影響が出るからです。
そろそろ、国民は、
国家とはどうあるべきなのか。
自分が望む国家像はどういうものなのか。
知的に考える段階に来ていると思います。
このブログのテーマはそういうところにあります。
こんなことを友達に言われると、
なんだこいつ。まじめなことを言い出して、どうかしたのか。
と思ってしまうはず。
ただ、
国民が憲法や国家に無関心になると、政治家や官僚も憲法や国家を尊重しなくなる
わけです。
そうなると、法律を尊重しない前回の自営業者と同じように、
憲法を尊重しない政治家や官僚が生まれてしまいます。
その時に、自分のことしか考えていない政治家が、
責任逃れのために、消防職員や一部の国民の犠牲の上で生きながらえる
という構造が生まれてしまいます。
戦争も似たような構造です。
いつも、犠牲になるのは、一般国民です。
その理由は、一般国民が、
制度をチェックして、好き勝手ができないようにしていなかったため
です。
それは、すべて、
憲法や国家に対する無関心から生まれています。
もっと、
憲法や国家に関心を持って、知的に成長しておく必要があると思います。
これは、まちがっている。
こうしておけば、もっと良かったはずだ。
今度は、こうならないために、こういう制度を作るべきだ。
そのためには、こういう機関が必要だ。
それを実現するためには、こういう法律を国会議員に作ってもらわないといけない。
そのために、そういう法律を作ると言っている政党が政権をとれるようにしよう。
という論理的な思考をする。
こういうのをMBAでは、ロジカルシンキングとして学びます。
これによって、
民主主義を実現する
ことになります。
こうなると、国民目線の国民が暮らしやすい国家が出来上がります。
国家は、一部の権力者が幸せに暮らせるようにするものではなく、
そこに住む国民が幸せに暮らせるようにするための手段にすぎない
わけです。
みんなが幸せに暮らせるのであれば、国家はいりません。
これは、社会契約論の前提にあります。
「社会契約論」で検索すると出てきます。
(このブログの国家論でも何度か書いています。)
事態の把握までの経緯
をメモしておくことでした。
当初は、民間の東電のみ、その後、保安院。
大分経って、自衛隊や東京消防庁。
アメリカ軍の機材提供。
IAEAの参加。
当初、20キロの避難制限だったものが、
現在、東京では、水から放射能が検出された問題、福島およびその近郊の農作物(ホウレンソウ等)の出荷停止。
影響が大きく出始めています。
実は、これらの問題は、学んだことのある人では、初期の段階で懸念されていました。
原発の危険性を学ぶとたいてい出てくる問題だからです。
こうした影響からすると、早期に国家が介入しなければならない理由が分かると思います。
答えは、
人の生命身体にかかわるため。
そして、国土の保全にかかわるため。
国家は、
人、国土、統治権
の3つの要素から成り立っています。
人がいないと、そもそも国家の前提がない。
国土がないと、かつてのユダヤ人のように、国家を作れない。
人や国土があっても、統治できる権限がないと、国家とはいえない。
そして、ひとたび国家ができれば、
国家は、それらを全力で守る必要があります。
3つがそろって、国家として成立した。よかった。
といっていても、油断して、これらのどれかを失ってしまうと、
国家は滅ぶ
ことになります。
そのため、国家は、全力でこれらを守るようにする必要があるわけです。
原発の処理を間違えると、
人の生命、身体の安全
にかかわります。
今、関東、東北の人の不安は、他県の人よりも大きいはず。
生命、身体の安全が脅かされているからです。
そして、
土地が放射能に汚染されれば、実質的には、農作物は育てられなくなり、人も住めなくなる
わけです。
これは、
国土を失ったことになります。
何年も放射能が残る国土を、将来の国民に残しても、喜ばれません。
国土は、そこに住めて、そこから恩恵を受けられて初めて喜ばれるものだからです。
つまり、一民間企業に任せておいてはいけない理由は、最悪の場合、
人と国土を失う
ことになるからです。
視野を広げてみると、実は、これは地球規模の問題です。
日本での原発事故が最悪の事態を迎えると、
近隣諸国に影響が出る
わけです。
だから、ロシアはチェルノブイリから学んでいないと怒っています。
自分たちの人や国土に影響が出るからです。
そろそろ、国民は、
国家とはどうあるべきなのか。
自分が望む国家像はどういうものなのか。
知的に考える段階に来ていると思います。
このブログのテーマはそういうところにあります。
こんなことを友達に言われると、
なんだこいつ。まじめなことを言い出して、どうかしたのか。
と思ってしまうはず。
ただ、
国民が憲法や国家に無関心になると、政治家や官僚も憲法や国家を尊重しなくなる
わけです。
そうなると、法律を尊重しない前回の自営業者と同じように、
憲法を尊重しない政治家や官僚が生まれてしまいます。
その時に、自分のことしか考えていない政治家が、
責任逃れのために、消防職員や一部の国民の犠牲の上で生きながらえる
という構造が生まれてしまいます。
戦争も似たような構造です。
いつも、犠牲になるのは、一般国民です。
その理由は、一般国民が、
制度をチェックして、好き勝手ができないようにしていなかったため
です。
それは、すべて、
憲法や国家に対する無関心から生まれています。
もっと、
憲法や国家に関心を持って、知的に成長しておく必要があると思います。
これは、まちがっている。
こうしておけば、もっと良かったはずだ。
今度は、こうならないために、こういう制度を作るべきだ。
そのためには、こういう機関が必要だ。
それを実現するためには、こういう法律を国会議員に作ってもらわないといけない。
そのために、そういう法律を作ると言っている政党が政権をとれるようにしよう。
という論理的な思考をする。
こういうのをMBAでは、ロジカルシンキングとして学びます。
これによって、
民主主義を実現する
ことになります。
こうなると、国民目線の国民が暮らしやすい国家が出来上がります。
国家は、一部の権力者が幸せに暮らせるようにするものではなく、
そこに住む国民が幸せに暮らせるようにするための手段にすぎない
わけです。
みんなが幸せに暮らせるのであれば、国家はいりません。
これは、社会契約論の前提にあります。
「社会契約論」で検索すると出てきます。
(このブログの国家論でも何度か書いています。)