標準化。

スペインの失業問題。
若者の失業率が５割以上。

フランスでも若者（高学歴の人も含め）の失業が深刻に。

日本でも若者の就業と低所得化の問題に。
その一因が、労働市場の固定化。

労働組合や労働法性が強い国では、
　一端雇用すると解雇しにくい。

そのため、若い世代が仕事が得られないことになるわけです。
６５歳まで雇用しなければならないという法改正がなされたため、
　今後、日本の若者はさらに大変になるはずです。


個人的には、若い世代が雇用されるシステムを作った方が、
　国としては成長していく
ことになると思います。

１　経済的な視点
　若い世代は、レジャーなど娯楽、車、家等生活関連、子供の教育費
など、
　支出が期待できる
わけです。

それが、仕事がなく、今後、お金が入ってくる見込みが薄いということになると、
　生活費
を抑え、
　車や家は必要ない
と割り切り、
　結婚もしたくない
　子供もいらない
と、
　自分の生活だけで精いっぱい
になってしまいます。

こうなると、
　お金が回らなくなる
ので、景気が悪くなります。

高齢者は、お金をあまり使わないので（老後不安、必要がない）、
　高齢者がお金を貯め込んでいても景気はよくならない
ということです。


２　イノベーションの視点
若い世代は、時代の最先端を行っています。
これは、脳の仕組みにも関係しています。
　ファミコン、ゲームボーイ、プレイステーション、ＷＩＩ、スマートフォン・・・
こういったものに、熱中するのは、若い世代。

ＩＴなどでも若い世代が中心となっています。
柔軟性に富んでいるというのが、若い世代の特徴であるため、
　抵抗なく新しい技術を取り込み、自分の生活に活用する。

それをビジネスに応用すれば、
　ビジネスチャンスにつながる。

例えば、
　エキナカ。

かつては、駅には、売店しかなかった。
それが、カフェ、本屋、雑貨屋、美容院…などありとあらゆる業態が、店を構えるようになった。
これを最初に始めたのが、
　若い世代のプロジェクトチーム。

年配の役員会は大反対。

これが、成功すると、手柄は会社のもの。
今では、その会社以外の駅などもエキナカを取り入れ、改札の中に町が形成されるようになる。

若い世代からすれば、
　なぜ、改札内に店がないのか？
という疑問がわいてくる。
高齢になると、
　そんなことは、あたりまえのこと。
　どうせ失敗するから止めろ。
という発想になりやすいわけです。


３　エネルギー
イノベーションに絡むわけですが、
　若い世代だと徹夜しても大丈夫
というような、
　強力な武器
があります。

ベンチャー企業などは、
　労働基準法など無視
というような、
　スケジュールで開発を行っている
ところがざらにあるわけです。

高齢者集団では、こういった爆発的なエネルギーを生み出すことは難しい。

サークルのノリで、
　ビジネスを行う。
リクルートなどは、こういった傾向が強い企業だと思います。

営業から成りあがっていった企業では、
　こういう企業理念のところ
が多いはず。

アメリカ初のＩＴ企業も経営者が若い。
学生起業家も多い。
若い世代のエネルギーは、起業にとって有利な資源というわけです。


４　若い世代のデメリットが減っている。
高齢者のメリットが少なくなってきている。
高齢者のメリットは、技術や経験。
ただ、ＩＴ化や情報社会によって、
　若い世代でも手軽に情報が手に入る
ようになりました。
さらに、機械化により、技術がなくても、
　ある程度の物が作れる
ようになりました。

プロでなくても、ある程度の写真はカメラの性能やソフトによる編集で可能な時代に。
　若い世代では無理だ
と思われるようなことが、
　少なくなっていっている
わけです。


まだまだ若い世代を活用したほうが良い点は、いくらでもあります。

それなのに、
　高齢者が優遇される。
　６５歳まで解雇できない。＝若い世代を採用できない。

労働者を保護する。
労働者になる前の若者は保護されない。