使えなくなった高齢者を解雇して、若者を採用したほうが、企業としては、
人件費
ITへの対応
イノベーション
エネルギー(若さ・活気)
の点で有利なのに、なぜ、そうしないのか?
高齢者の方が経験が豊富で…
←経験豊富な人を数名残し、若い世代の成長のための指導員とすることができる。
←名ばかり管理職で仕事をしていない50代の社員がいたりする。
その人の給料で、新入社員が二人雇えたりする。
窓口対応や接客も、
マニュアルが使える場合、若い世代の方がフレッシュ感
が出る。
本当の理由は、したくてもできないということ。
それが、労働者保護の法制度。
解雇ができないようになっている。
最近では、65歳まで雇用を義務化。
でも、リストラがあるじゃないか!
リストラするためには、
厳格な要件が必要。
解雇無効の裁判も手軽に提訴できるようになっている(労働審判)。
リストラが要件を欠くから自分でやめてもらおうと思って、早期退職を募ると、
若い世代の指導員になってもらいたいような優秀な社員が退職する。
こういう人は別の会社に行けるため。
それに対し、スキルがない人は再就職で苦労することを知っているので、
会社に残ろう
とするわけです。
そのため、早期退職を募ると、
会社がやめてほしいなという人(スキルがない、利益を生み出さない、若者で代替が容易)が残り、
会社が残って欲しいなという人(スキルが豊富、利益を生み出す、若者で代替が不可)がやめるという
会社にとっては最悪な事態になる
わけです。
会社がやめてほしいなという人をやめさせるには、
解雇事由
が必要。
しかし、解雇事由は限定的。
解雇が無理だから、そのまま雇用せざるをえない。
その結果、若い世代を採用できない。
これが、労働者とシュウカツ組の待遇の差を生んでいるということ。
思考をさらに深めるために、モデルを設定。
バケツにコップを浮かべます。
コップにお湯と濃度の違う入浴剤を入れる。
バケツの無色のお湯がシュウカツ組(無職)。
各コップが会社。
会社もそれぞれ濃度が違う。これが待遇の差。ブラック企業は無色に近い。
コップが労働法。
コップ内の人は、労働法というコップにより、
バケツのお湯のシュウカツ組との差
が守られているということ。
大企業は、濃度が高い大きなコップ。
みんなそのコップの中に入ろうと頑張る。
これが、大学生のシュウカツ。
大学生が、この話を聞けば、
労働基準法などのせいで、俺がこんなに苦労させられているんだな
法を改正して、労働市場を流動化させるべきだ
と主張したくなるはず。
それが、
苦労して、何度も面接をして、大企業に入社できた。
コップの中に入った。
この瞬間、この人の主張が変わります。
簡単に解雇できるなんて、馬鹿げている。
あんなに苦労して、入社したのに…
コップの中に入り、いわば、既得権益を手に入れた瞬間、
変えようという意見から守ろうという意見
に変わる。
改革者が保守派に変わり、抵抗勢力となっていく。
これが、世の中が変わりにくい理由。
ほかには、国を変えようと考え、国家一種試験に合格した若者が、
官僚思考に切り替わっていく過程
も同じ。
一等地に官舎があって当然だ。
福利厚生は大企業(=民間)以下になるなんておかしい。
厚生年金と共済年金(国家公務員だけの特別な年金)が同じになるなんてふざけるな!
ただ、こうしたコップに異変が…
これが、このテーマ。
人件費
ITへの対応
イノベーション
エネルギー(若さ・活気)
の点で有利なのに、なぜ、そうしないのか?
高齢者の方が経験が豊富で…
←経験豊富な人を数名残し、若い世代の成長のための指導員とすることができる。
←名ばかり管理職で仕事をしていない50代の社員がいたりする。
その人の給料で、新入社員が二人雇えたりする。
窓口対応や接客も、
マニュアルが使える場合、若い世代の方がフレッシュ感
が出る。
本当の理由は、したくてもできないということ。
それが、労働者保護の法制度。
解雇ができないようになっている。
最近では、65歳まで雇用を義務化。
でも、リストラがあるじゃないか!
リストラするためには、
厳格な要件が必要。
解雇無効の裁判も手軽に提訴できるようになっている(労働審判)。
リストラが要件を欠くから自分でやめてもらおうと思って、早期退職を募ると、
若い世代の指導員になってもらいたいような優秀な社員が退職する。
こういう人は別の会社に行けるため。
それに対し、スキルがない人は再就職で苦労することを知っているので、
会社に残ろう
とするわけです。
そのため、早期退職を募ると、
会社がやめてほしいなという人(スキルがない、利益を生み出さない、若者で代替が容易)が残り、
会社が残って欲しいなという人(スキルが豊富、利益を生み出す、若者で代替が不可)がやめるという
会社にとっては最悪な事態になる
わけです。
会社がやめてほしいなという人をやめさせるには、
解雇事由
が必要。
しかし、解雇事由は限定的。
解雇が無理だから、そのまま雇用せざるをえない。
その結果、若い世代を採用できない。
これが、労働者とシュウカツ組の待遇の差を生んでいるということ。
思考をさらに深めるために、モデルを設定。
バケツにコップを浮かべます。
コップにお湯と濃度の違う入浴剤を入れる。
バケツの無色のお湯がシュウカツ組(無職)。
各コップが会社。
会社もそれぞれ濃度が違う。これが待遇の差。ブラック企業は無色に近い。
コップが労働法。
コップ内の人は、労働法というコップにより、
バケツのお湯のシュウカツ組との差
が守られているということ。
大企業は、濃度が高い大きなコップ。
みんなそのコップの中に入ろうと頑張る。
これが、大学生のシュウカツ。
大学生が、この話を聞けば、
労働基準法などのせいで、俺がこんなに苦労させられているんだな
法を改正して、労働市場を流動化させるべきだ
と主張したくなるはず。
それが、
苦労して、何度も面接をして、大企業に入社できた。
コップの中に入った。
この瞬間、この人の主張が変わります。
簡単に解雇できるなんて、馬鹿げている。
あんなに苦労して、入社したのに…
コップの中に入り、いわば、既得権益を手に入れた瞬間、
変えようという意見から守ろうという意見
に変わる。
改革者が保守派に変わり、抵抗勢力となっていく。
これが、世の中が変わりにくい理由。
ほかには、国を変えようと考え、国家一種試験に合格した若者が、
官僚思考に切り替わっていく過程
も同じ。
一等地に官舎があって当然だ。
福利厚生は大企業(=民間)以下になるなんておかしい。
厚生年金と共済年金(国家公務員だけの特別な年金)が同じになるなんてふざけるな!
ただ、こうしたコップに異変が…
これが、このテーマ。