幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

長良川うかいミュージアム

2024-09-12 | 旅行

長良川の鵜飼い観覧船の近くに「長良川うかいミュージアム」がある。

後になって思うと、このミュージアムを見学してから「鵜飼」を観る順番の方が良かった。

 

長良橋のたもとから「長良川プロムナード」という、川沿いの遊歩道を行くとミュージアムが見えてくる。

陽射しを遮るものが何もなく暑さには参ったが、脇を流れる長良川の景色が多少涼しさを感じさせてくれる。

 

土手を越えたところにあるミュージアムは、鵜のような黒を基調にしている。

 

ロビーに展示されている、鵜匠の装束を付けたマネキン、鵜を入れる籠、かがり火など。

 

内部には、鵜飼や鵜匠、鵜舟などについて知るための、説明パネル、写真、動画など豊富に公開されている。

原寸大の鵜舟の置かれたシアターでは、大画面の映像と音により鵜飼を体感出来る。

一段下のフロアからは、水中で鵜がアユを獲る様子の映像を見ることもできる。

また、寝転がって、2Fのラウンジからは長良川、金華山(岐阜城)の景観を楽しむことができる。

 

建物の外に出ると、鵜飼で活躍する「鵜」を観ることができる。

 

さて、実際に鵜飼を見て、鵜飼ミュージアムを見て、いろいろなことを知ることができた。

 ●鵜飼は「1300年」もの歴史がある。

 ●鵜匠は現在「6人」、その鵜飼の技術は世襲で代々その子に伝えられている。

 ●鵜匠は「宮内庁に所属」し、式部職という職にある。

 ●鵜飼に使われる鵜は、野生の「海鵜(ウミウ)」を茨城県で捕まえてきて訓練している。

浅学な自分は、恥ずかしいことに、以上のことは今回の旅(体験)を通して初めて知ったのだった。