57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

2018年走り初め

2018年01月13日 | 車のセットアップ
2018年の走り初めは、1月12日。ちょっと遅めのスタートとなりました。
その分、走りたい気分はいっぱい。
課題もいっぱい。
というのも、今僕は、カートの教則本をぼちぼちと読み始めたところ。
色々書いてある。

う~ん、サーキットを走ったカートドライバーにとっては、ビンビン響く内容ですよ。
この本に感化されちゃいまして、もう、試したいこと、やりたいことが頭のなかで、いっぱいいっぱいに膨らんだ状態。
あれもやりたい、これも試したい。
そこで、走行前日の1月11日の夜。明日、サーキットで『これだけはやっておこう』という項目をメモしておきました。

前日は期待と興奮で、疲れてしまい、たっぷり9時間寝ました。(^_^;)
さて、
このメモをポケットに入れて、オンボロスクーターで神戸スポーツサーキットへGO!! 
しかし、走り出した早々。
……寒い……冷たい。
そう、バイク乗りというのは、この冬真っ盛りの中、さらに時速60km/hの冷たい風に体をさらしに行くのです。
この日の神戸の最高気温 5.3℃ 湿度41%でした。
サーキットに凍えながら到着。
ガレージで作業中の長尾社長、スタッフのSさんに新年ご挨拶。
ちょうどピットにレンタルカート2号車が出してあったので、今日はこれに乗ります。


おお、綺麗なクルマだね!こりゃイイ子だ!! 一発で気に入りました。


まずは課題その①
『ペダル位置の合わせ』
教則本には「ペダルの位置にこだわれ!!」と書いてあります。
踵がついて、ペダルを奥まで踏み込んだ状態で、膝にゆとりがあること。
まずは右足アクセル。スタッフのSさんにペダル位置を調整してもらいます。

おっ、しっくりくるぞ!
続いて左足、ブレーキ。

おおっ、めいっぱい、踏み込んでも膝に余裕あり。これもイイね👍。
タイム計測用の発信器も取り付けて、シートのセッティングもバッチリ。
いざ、コースイン!

あれ…(^_^;) (^^;;

エンジン…、かかんない。
本日『僕の専属メカ』のSさん
「う~ん、これはバッテリー上がりか、リレーなどの電気系トラブルですねぇ」とのこと。
すぐにスペアマシン11号車を用意してくれました。

ああ、2号車、ペダルの感触よかったんだけどなぁ~
残念……。
まあ、こういうことで動揺しては、一流ドライバーになれません。
あの、中嶋悟さんも、F1デビュー第2戦のサンマリノグランプリ。
急遽スペアマシンで走りました。セッティングも満足にできない中、中嶋さんはこのスペアマシンを駆って、F1日本人初の6位入賞、1ポイントをゲットしたのを思い出しました。
なお
「参考にする対象およびレベルが違いすぎる」
という点につきましては、深くお詫び申し上げますm(._.)m
(この回続きます)

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最終コーナー、どう攻めますか?

2018年01月09日 | 神戸スポーツサーキット
年末、年始、体調を崩しておりました。一週間ぶりのブログです。
さて、神戸スポーツサーキットを走っていて、いつも悩むのが「走行ライン」
いくつか僕なりの課題があります。
難易度を⭐️5点で表してみます。これは僕個人の感想です。
①⭐️⭐️⭐️2コーナーのブレーキングとラインどり
② ⭐️⭐️⭐️⭐️4コーナーのブレーキタイミングとラインどり
③⭐️⭐️⭐️⭐️最終コーナーのクリップポイント
今回は③の最終コーナーについてです。

(写真はma-bouさん
からお借りしました。)
昨年、神戸スポーツサーキット・コース上を歩ける機会がありました。
その時の写真です。
ここは左回りのサーキット。
最終コーナーからホームストレートを見たところ。
どうです? 走りたくなるでしょう!


***
最終コーナーからストレート右端にある縁石に注目です。


カート上級者はこの縁石ギリギリのラインをうまく使います。
みんな、どうやって走ってるんだろう?
そこで、知り合いになった、全日本ジュニアカデットクラスに参戦している中村海斗くんに走り方を教えてもらいました。
「おしえて! 海斗くん師匠!!」
「うん、あそこはね、ブレーキもアクセルも”踏まない”」
「えっ?! マジ!!」


上の写真は最終コーナーへのアプローチ。
その前は、ほら、直線でしょ。
もちろん、アクセル全開で突っ込むのです。
その最終のカーブを
「ブレーキを踏まず」に「曲がる」なんて……。
最初は
「命がなんぼあっても足らんぞ……」と思いながら僕も突っ込んでみました。
「ブレーキ、踏まない!! アクセルOFF!」
「クルマよ、曲がれ~!!」

(この写真は最終コーナーをコース外側から撮りました)
リアタイヤ、すべるぅぅ~(^^;;

目の前、
ホームストレートのスポンジバリアー
迫る、迫る、怖~い!!
必死でハンドルをカクカクさせて、人生初のドリフト体験。
なんとかしのぎました。
この最終コーナー。
本当に度胸が試されます。


コースはドライでも、リアタイヤは若干滑ってます。
***
さて、僕もなんども走るうちにやや慣れてきて、そこで疑問に思い始めたのが、
「クリップをどこにするか?」
ということなのです。


誰もが思うのは
「最高速でコーナーを回りたい」
「コーナリングスピードを落とさずに曲がりたい」
そこで、大きなカーブを描いて回っている自分に気がついたのです。
大きく回るとその分走る距離は余分に長くなる。
でも、コーナリングスピードや立ち上がり加速重視でいくと、できるだけ滑らかな走行ラインの方がいい。


なにしろ、レンタルカートは4サイクル。
アクセル踏んでも爆発的な加速など期待できないのです。
重い車体に非力なエンジン。さらにはグリップの低いタイヤ。
この遅い車をいかに速く走らせるか?
レンタルカートを乗りつづける人たちの楽しみは、その弱点を、自分の技量で「どうにかしてみよう」とトライするところにあるのです。



実際、昨年からレンタルカートを始め、レースを見たり、ドライバーと話をしたり。
そこで思ったこと
レンタルカートを極めようとする人たちの走り。
『彼らの走りはアーチスト的だ』
ブレーキング アクセルの使い方、荷重移動、そして最高のラインどり。
全部理にかなっています。
無駄がありません。
それは哲学的な表現になりますが
「ラップタイム」あるいは「レコードライン」を彫刻にたとえましょうか。
それはすでに、誰がみても綺麗に出来上がっています。
もう削るところもない。
付け足すところもない。
第三者にはそう思えます。でも……。
レーシングドライバーたちは、満足しません。
それを、磨いて磨いて、さらに磨いて行きます。
それは、終わりのない作業なのかもしれません。

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明けましておめでとうございます。

2018年01月02日 | 日記
みなさま、2018年、新年明けましておめでとうございます。
昨年始めましたこのブログ。
おかげさまで、ブログランキング
レンタルカート部門1位、レーシングカート部門2位、モータースポーツ部門4位、と大健闘。


これも読者のみなさまの応援のおかげです。篤く御礼申し上げます。
このブログは神戸市西区伊川谷町からお送りしております。
僕の自宅からスクーターで30分走ると、そこにあるのが神戸スポーツサーキット
実はこの町内に、サーキットがあることを知っている人はほとんどいません。
さらには、神戸市民は、神戸にサーキットがあることすら知りません。
昨年、神戸スポーツサーキットを「発見した時」はまさに狂喜乱舞状態でした。
そして生まれて初めてレンタルカートに乗りました。



最初の記録は「2分40秒」
怖くてアクセル全開なんて全くできませんでした。
そこからようやく1分1秒台までたどり着きました。
レンタルカートにはまり、サーキットに通い、全日本選手権、日本のカートレーサーの頂上決戦を目の前で観戦しました。



名古屋や、四国や、九州、沖縄の人たちは、このサーキットを目指してはるばるやってこられるのです。


そしてみなさん
「走りごたえあるね」
「いいサーキットだね」
と感想を述べます。
僕のご近所である、神戸スポーツサーキット。
一年に一度は、カートのトップレーサーたちが集まります。彼らの中に、間違いなく、将来、日本を代表するレーシングドライバーがいます。
そして今思うことがあります。
神戸の西のはずれ。海が見えない神戸の西の端っこで、こんなにすごいことが行われている。
それをほとんどの神戸市民は知らないのです。
このところ、ご近所のお宝を発掘するのが「マイブーム」となっております。
近くにありすぎて、ありがたさ、貴重さが理解されないもの。それが多すぎる気がしています。もしかすると、あなたのご近所にも、いろんなお宝が、埋もれているかもしれませんよ。
今年2018年。モータースポーツとカートを愛する人たち、そして無我夢中で走る子どもたちを応援してゆきたい。そんな想いで今年もブログを書き綴ってゆきたいと思っています。


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