小田嶋隆のブログを読んで

日経ビジネスの小田嶋隆の本日のブログ「NHKが大相撲にモザイクをかける日」に書かれた記事を読んで気になったところを列挙すれば下記のとおりである。全く同感であり、同様なことが厚生年金にも言えるので青字で書いてみました。

（１）・・・私の受けている感じでは、個人情報保護法は、必ずしも「個人」の権益や人権を保護するものではない。無論、われわれの人権やプライバシーを守ってくれている部分も大いにあるとは思うのだが、ある地点から先の処理については、結局のところ意味不明だと思っている。

（２）　お国は、個々人に紐づけられている情報が、営業活動や、利潤追求や、政治活動や、犯罪捜査や、調査分類の対象として利用される可能性のうちの、お国にとって望ましくない部分を排除しようと考えていて、そのことを「保護」と呼んでいるのだと思う。が、現実に、われわれの「何」が「何から」保護されているのかは、われわれの側からは見えない。・・・

（３）ベネッセの情報漏えい問題について「顧客データのセキュリティーをどうこう言う前に、そのデータに関わる人間の管理を問い直すべきだ」ぐらいになる。
　もう少し突っ込んだ言い方をすると、顧客データを管理する業務を、グループ企業にアウトソーシングしていたことが経営戦略として適正であったのかどうかが問われなければならないということだ。・・・・
今回のケースで、逮捕容疑が「不正競争防止法違反」であることからも分かる通り、個人データの流出については、法の整備が追い付いていない。・・・それゆえ、個人情報が不当に売買されていることの一方の元凶である名簿業者に捜査の手が届いていない。
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振り返ってみれば、厚生年金にも言えることである。郵便貯金にも言えることである。厚生・労働省や旧郵政省はお役人が務めており、厚生年金とは別の年金であった。その役人が厚生年金や郵便貯金を扱っているのである。
人の金であるのでわが身に降りかからないのでいい加減なことをしていたのは過去の報道の通りである。今ではその証拠となるものまでなくすためシステムまで変えてしまっている。
問題になる資料を開示要求すれば個人情報云々で負えなくなることは目に見えている。
個人情報保護法、秘密保護法たぐいの法律で、法律に触れることを不正を含む情報を開示することは罪にならない、反って奨励し報奨金を与えるようにすれば、良いかと思うがいかがなものであろうか
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