(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

アメリカのオーダーCDラック

2005-12-15 | アート
少し大柄な体格の方用の(男女兼用)オーダー『ひつぎCDラック家具』ある。

毎回ご紹介しているが、アメリカのオーダーひつぎ家具屋さんの製作した物である。
飾りっけは少ないが、少し幅広に作られており、勿論実際に『ひつぎ』として使用出来る『家具ひつぎ』である。

しかも、今回も木材やら、色合いなどをやがて故人になるであろう人が生前にオーダー出来、生前からCDラックとして、愛用して行く事が出来る合理的な家具である。

ひつぎをCDラックにアレンジする所が流石アメリカ的な発想であるが、現在では音楽は欠かせない日常生活の必需品である。

自分が好きなジャンルの音楽を自分のフュネラルに流す事は『故人らしさ』を表現するのに最適であるし、それがジャスでも、クラシックでもロックでもポピュラーでも演歌でも『故人らしい』のであれば誰が規制をする事が出来るだろうか、、、。

私がロンドンの現地大手葬儀社で研究したフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)では、音楽も最も大切な演出の1つであった。

ロンドンでは故人の友人達が楽器を持ちこみ、(故人が歌手でなくても、一般の人でも良い)故人の人生のフィナーレに生演奏し、最後の別れを演出する事があり、葬儀社も故人の友人達の希望を出来るだけ叶えてあげる努力をしている。けっして葬儀社主導の『故人らしくない』『個性の無い葬儀社の押しつけの葬儀』『やたらと費用だけ高い』葬儀では無い。

アメリカの『CDラックひつぎ』と言う発想は、本当に合理的だ。
コメント
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