医学の記事を見ていると
時々すごいねって思う話に出会うけど
これもびっくりしたのが
蚕の繭で注射針を作るって話
これは熊本県山鹿産のシルクを応用したもので
これで小さな針をたくさん作り
スタンプ型のワクチン接種器にしてしまおうってことだそう
これだと針がすごく小さくて素材がシルクなので
痛みがほとんどなく
やり方もただ皮膚に押し付けるだけで
専門職でなくても使えるそう(実際は法律による)
確かにでこぼこしたシルクを押し付けるなら全然痛そうじゃないし
接種を受ける側も気持ちが楽になっていいですよね
この「あつまる山鹿シルク」という会社では
桑の加工から糸の生産までを一貫して行っていて
年に10トンものシルクを産出しており
アメリカの会社とこのスタンプ型ワクチン接種器を共同開発しているとのこと
また
このシルクに含まれる成分の内「シルクフィブロイン」という繊維状のたんぱく質は
人体になじみやすく水分に触れると溶ける性質があり
シルクなので安全性も高いため
そこに注目した熊本大学との共同研究で
手術した後の内臓の癒着を防ぐ新しい「癒着防止シート」の開発に取り組んでいるそうで
今は術後しばらくは癒着を防ぎ、その後分解させるのにちょうどいい時間の調整をしているとのこと
もちろんそれ以外にも医療などの分野で活用される可能性は幅広く
シルクが体を守ってくれる日が来ると思うと
本当にありがたい話
こういう研究はどんどん進めてもらって
わたしたちの体に優しく、そしてしっかりと守ってくれるといいなって思います
遊びに来てくださって、ありがとうございました