最近ネットで話題になってるのが
被災地で大活躍する移動薬局（モバイルファーマシー）
これは東日本大震災後
多くの薬局が被災し、地域住民に必要な薬が処方できなかったことから
ライフラインが途絶した中でも医薬品の提供や調剤ができるよう
宮城県薬剤師会が考案したもので
車内に調剤機器や水・発電機を搭載し、中で薬剤師が宿泊できるようになっていて
全国で２０台ほどが稼働しているそう
そして今回の能登半島地震では９台が派遣され
被災者に必要な薬を処方したり、医師に投薬のアドバイスなどを行っているそう
これは本当に画期的で
被災者の方々が避難所で薬を受け取れ、すぐに使えるので
ものすごく役立っているとのこと
ただわたしがちょっと心配しているのは
東日本大震災では半年くらいで出張診療所が引き揚げてしまい
その後自家用車を失った方々が病院に通う手立てがなくなり
そのまま内服薬を中止せざるを得なかった、という方がちらほらいたこと
あの時は新車も中古車もすごく売れて
車自体も手に入りにくかったし
被災してて日々の生活がぎりぎりの方々は
タクシーを使うなども難しかったと思う
わたしが出会った方々は往診専門の医師を紹介して
診察を受け薬も処方してもらったけど
高血圧など命にかかわる病気の方もいるし
せっかく大地震や津波から逃れたのに
そういうことで命を失ってしまった方もいたのかな、と思うと
本当に残念
だから能登半島地震ではそういうことにならないよう
今モバイルファーマシーで薬を受け取っている被災者の方々が
いずれ地域のクリニックや病院にかかれるように手配をして
命のバトンをつないでいってほしいなって思う
そんな先のことはまだ考えなくていいんじゃない？って気もするけど
今からあれこれ考えて、どうするのが一番か、また足りないことはないか
検討していくのも大事だと思うので・・・
遊びに来てくださって、ありがとうございました
