これはちょっと前に見つけた記事なんだけど
同志社大学の教授が一酸化炭素やシアンガスとよく結びつく物質を発見し
これが世に出れば
一酸化炭素中毒を治療できる世界初の薬となり
今後救急医療の救世主になるという
この物質はhemoCDというもので(注射薬だそうです)
もともとは人工血液を作ろうと研究していたところ
実験でマウスに投与したら
尿の中にすべて出てきてしまったそう
なので人工血液としては(体内に残らないので)失敗だったわけだけど
その尿の色が赤みが強かったため
成分を調べてみたところ一酸化炭素と結合していたことが分かったとのこと
それで一酸化炭素中毒になったマウスに投与してみたところ
最初はぐったりしていたマウスが2時間後には元気になり
投与したhemoCDもすべて尿に排泄されたそう
一酸化炭素中毒では
体中に酸素を運ぶ役目のヘモグロビンが一酸化炭素と結合してしまい
体に酸素を運べなくなってしまうため、全身の機能が低下するもので
今のところ治療は酸素投与しかなく
治すのはかなり困難な状況だったのが
hemoCD投与によりきちんとした治療ができることは画期的
またこの物質はほとんどがシクロデキストリンという食品添加物でできているため
安全性も問題ないとのこと
今後は火災時に発生するシアンガスにも有効なhemoCDツインズも開発して
10年後をめどに実用化を目指すそう
まだしばらく時間がかかるけど
多くの人を救える治療薬の開発に
期待は高まるばかりですね
遊びに来てくださって、ありがとうございました