外を歩いてたら
ちょっと先の横断歩道で
男性が乗った車いすを押して歩く女性がいたんだけど
なんだか違和感があってよく見たら
男の人が後ろ向きに座ってて
押してる女性と向かい合ってる
えっ、なんで?とじっと目を凝らしたら
押してるのは車いすじゃなくてシルバーカー(押し車)だった
車いすは用途上座る人が前を向くけど
シルバーカーはデザインによっては椅子が反対向きのもあるんですよね
で
たぶん普段はこの男性がシルバーカーを押して歩いてるけど
今回は歩けなくなり、椅子に座らせて家族が押して移動させてるってことだと思う
でもね
シルバーカーの椅子は普通ただ座るだけのもので
座らせて移動するようにはできていない
だいたい足台がないから
座ってると足がぶらぶらするか地面をこすっちゃうし
椅子だって簡単なつくりだから
道路の凸凹の衝撃がそのままおしりに伝わっちゃって痛いし
人みたいな重いものを乗せて移動するには華奢すぎてハンドルさばきが難しい
だから
ちょっとした段差などでも動かすのが大変
それでも誰かの助けが必要って程でもなさそうだったので
特に声はかけなかったけど
たぶんこんな風に本人が押して歩くのが難しくなったときは
車いすへの替え時
うちは母がシルバーカーを使ってた時も一人で出かけることはほとんどなく
わたしと出かけるときは車にシルバーカーを積んで出かけてたから
わたしがシルバーカーに乗った母を押して移動することはほとんどなかったけど
久しぶりにその頃のこと思い出して懐かしかったし
車いすに替えたころは重量がすごく増えたので
車いすを車から出し入れするのに腕がパンパンになったり
人を乗せて歩くスピードの難しさを実感したり(お買い物の時はゆっくり物が見られる速さが難しい)
そんなあれこれをふと思い出してほっこりし
シルバーカーを押してるご家族に
「これからもいろいろありますけど頑張って」とエールを送りたくなった
春浅い暖かな日の
シルバーカーのお話、でした
遊びに来てくださって、ありがとうございました