夕暮れの上り坂を
自転車が駆け抜けていくと
背後から
猫の鳴き声
・・・わたしを呼ぶように
ふりかえると
自転車の後ろの荷台に
黒っぽい猫
ちょっと変わったハスキーボイス
っていうより
だみ声
でもなぜか
こころ魅かれる
自転車は颯爽と走って
もうじきみえなくなる
ねこのかおもすがたも
ほとんどわからない
でも
出会った
猫に聞けなかったけど
なんだかつながった
一瞬
そうして
出来上がった小さな世界は
沈んでゆく太陽の向こうに
にじんで
消えて
いっ
た
自転車が駆け抜けていくと
背後から
猫の鳴き声
・・・わたしを呼ぶように
ふりかえると
自転車の後ろの荷台に
黒っぽい猫
ちょっと変わったハスキーボイス
っていうより
だみ声
でもなぜか
こころ魅かれる
自転車は颯爽と走って
もうじきみえなくなる
ねこのかおもすがたも
ほとんどわからない
でも
出会った
猫に聞けなかったけど
なんだかつながった
一瞬
そうして
出来上がった小さな世界は
沈んでゆく太陽の向こうに
にじんで
消えて
いっ
た