今日のネットのニュースで気になったのは
オランダで
短頭種の犬や折れ耳の猫など
見た目はかわいいけど健康に悲惨な問題を抱えるデザイナーブリードと呼ばれるペットについて
新たな飼育や広告、ソーシャルメディアへの写真掲載を禁止する方針を明らかにしたというもの
(すでに飼っているペットは命が尽きるまで飼育できる)
短頭種の犬というのはお顔が平べったい種類のもので
パグやフレンチブルドッグ、ボストンテリア、ブルドッグ、狆、シーズー、ペキニーズなど
彼らは鼻が短くて狭いため鼻呼吸がうまくできず
短頭種気道症候群という呼吸器系の病気になりやすく
睡眠時無呼吸になったり、過度の運動で酸素不足になり失神したり、熱中症にもなりやすいそう
また折れ耳の猫はスコティッシュフォールドが有名ですが
折れ耳の子は骨軟骨異形成症という遺伝性の病気を100%発症すると言われているそう
この病気は関節の骨が膨らんでうまく動かせなくなり
痛みを伴いジャンプや歩行にも障害が出るそうで
1歳ころから発症して、じわじわと悪化し(最初は自覚症状はないとのこと)
治療はできないので痛み止めを使ったり、生活しやすいように工夫するしかないとのこと
で、こういう子たちがどうして生まれたかというと
かわいさや戦いやすさを狙って人が交配して作ったのです
つまり人工的に「異常な」命を作り出したってわけ
まあ最初からこういう遺伝的問題が起こるとわかっていて交配したわけじゃないかもしれないけど
もうずいぶん前からわかっていたわけだから
それでも繁殖を続けているのは
残酷と言えると思う
だって
苦しむのはわんこや猫なんですよ・・・
まあ、確かにこういうわんこや猫はかわいい
うちのおふたりだってシーズーで
わたしはそういうのは全然知らないでおふたりを連れてきて
本当に何もかもかわいかったです
幸いおふたりは呼吸器系の問題で苦しんだことはほとんどなかったけど
だからと言って、そういうことを無視していいってことにはならないし
わたしたちは命を預かるものとして
ペットを飼うなら健全な繁殖をすべき
人なら絶対許されないことが
ペットならいいってことにはならないですよね
だからきっとこういう流れはいずれ世界中に広がって
近い将来はこういう犬種、猫種の子たちはいなくなるのかも
それはちょっと残念な気もするけど
命のことを考えれば大切なこと
だから
これらの子たちのことは
わたしたちの記憶・あるいは記録の中で生き続けてもらって
実際に生まれる命は健全な種類の子にしていくのが
これからのわたしたちの務めだと思う
もちろんうちのおふたりは
わたしの心の中では永遠に不滅です!
遊びに来てくださって、ありがとうございました