復興かわら版(新年号)
本年2月27日に郷土の詩人 高橋順子講演会に会わせ裏面で紹介記事、表面では講演場所である東総文化会館の館長さんに原稿を依頼した。
震災5年目という節目に飯岡中学校が新校舎の完成に伴い移転する。明治以来、地域の文化を担った旧校舎は取り壊しの運命となる。これからは記憶・記録の中で継承する営みという時代に入った。
一方、震災を後世に伝える活動にも若い人達の介在を必要とする試みに託すという時代に入った。旭いいおか文芸賞「海へ」の創設はいばらの道であるが地域の小・中・高生徒さん参加で未知へ道筋を関係者全員で考えたい。
かわら版41号表面
41号裏面
本年2月27日に郷土の詩人 高橋順子講演会に会わせ裏面で紹介記事、表面では講演場所である東総文化会館の館長さんに原稿を依頼した。
震災5年目という節目に飯岡中学校が新校舎の完成に伴い移転する。明治以来、地域の文化を担った旧校舎は取り壊しの運命となる。これからは記憶・記録の中で継承する営みという時代に入った。
一方、震災を後世に伝える活動にも若い人達の介在を必要とする試みに託すという時代に入った。旭いいおか文芸賞「海へ」の創設はいばらの道であるが地域の小・中・高生徒さん参加で未知へ道筋を関係者全員で考えたい。
かわら版41号表面
41号裏面
1月17日朝日新聞の「天声人語」がこう切り出して、21年前の大震災で5時45分に止まった明石市の私立天文科学館の塔時計のその後を語っている。2年後の1997年に神戸学院大学が「震災を風化させないという決意で破棄するなら譲って頂きたい」と申し出た。
当時、明石市には時計を保存する考えがなかった。こうした事例は当たり前のようであるが今日から見ると大きな決断と災害への備えに対する強い決意を受けた。
今回の震災で行政のトップに2,30年後を考えねばり強く住民に訴え、議会を説得する意思が無い限り震災資料等に再び日の目を見ることが無いとつくづく考えさせられた。
いいおか津波のJA時計・仮設住宅など保存を巡ってもその例外で無い。思いを伝える・次世代に託す、こころの復興を形に残す震災資料の保存はひとつの岐路にある。
このニース記事は実のところ復興観光まちづくりの投稿で知らされた。
講義:復興観光まちづくり
掲示板:まちづくり
投稿者:船倉 武夫
朝日新聞 2016年1月17日
(天声人語)震災で止まった時計