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シリーズ「新入社員の奥義」その3:「最初が肝心」の意味とは

2016-03-31 | 仕事

いよいよ社会人スタートです。

何事も、「最初が肝心」とよく聞きますね。

仕事に限らず、新しい事業、新店舗オープン、新学期、進学、合コン、お見合い、婚活パーティーなど。

様々な場面で「最初が肝心」と言います。

そう言えば、面接練習の時も「最初の挨拶で決まる」なんて言われた人も多いと思いますが、これも「最初が肝心」という訳です。

とかく、人と人が初めて遭遇する場面によく使われる言葉ですが、なぜでしょうか?

ある辞書には「最初にとった態度や方法が後々まで影響を及ぼすことから、物事はよく準備してかからなければならないという教え」とありました。

分かったような、分からないような意味ですね~。

なぜ、最初にとった態度や方法が後々まで影響を及ぼすのでしょうか?途中で変わるかもしれないのに・・・と思いませんか?

実は、この言葉は、私たちの脳機能のクセでもある「観点の固定」から派生した考え方です。

人は、他者を認識するとき、最初の印象が最も大きな影響を与えると言われています。特にノンバーバル(非言語)による印象付けの方が強烈に記憶に残ると言われています。つまり笑顔や美しい姿勢でのあいさつ、さらには清潔感といった、いわゆる見た目です。

メラビアンの法則が有名ですが、ハロー効果といった理論もあるように、私たちは、最初の印象でその人のイメージや人柄を決めつける傾向が強く、最初の印象が強ければ強いほど、その印象が後々まで残像として残るので、いつまでも「この人は・・・な人だ」となるのです。

それを、先人たちは「最初が肝心」と言っては、できるだけ好印象を与えようと、満面の笑みを浮かべて美しい挨拶をしたのです。

そこで、明日から社会人となる人への奥義として、ぜひ心に留めておいて欲しいことがあります。

確かに、人との出会いは「最初が肝心」です。なので、しっかりと笑顔で元気よく挨拶しましょう。

しかし、最初だけが肝心ではありません。

その先もず~っと肝心は続きます。(生きている限り)

なので、明日から、いや今から「今が肝心」という言葉に置き換えて欲しいのです。

肝心なのは、最初だけではないのです。

しかし、だからと言って、最初に好印象を与えれなかったとしても、何の問題もありません。

そこに「気づき」があれば何の心配もありません。

気づけば変えることができるからです。

そして、貴方自身が、最初の印象だけで、人を決めつけないで下さい。

今ここの自分、今ここの相手という関係性が築ける人になって下さい。

そう言う意味で、最初は肝心なんです。

人を決めつけない、自分も決めつけない。そう言い聞かせて肝心の初日を迎えて下さい。