とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

奥州路 秋来ぬと目には・・・・・

2007年10月20日 | Weblog
新幹線沿いの街への出張は楽だ。今回は木、金と一関、盛岡、大曲、秋田と1泊2日の新幹線出張だ。
一関停車の「はやて」に乗った。上野で乗車した時は満員であったが仙台停車で半分近くが下車した。一関11:25分着。団体が降りたがスーツ姿は疎らだ。団体は迎えの観光バスに乗った。どこに向かうのか、駅前には「世界遺産:平泉」の文字があった。
駅前の人通りは無い。どこで昼食にするか迷う。
駅前大通り蕎麦屋「そばはな」が目に入った。「手打ちそば」の幟にに釣られた。鴨セイロ大盛り1200円。前の人の普通盛との差がない。200円損した気持ち。そばの香りも良く汁の味も好みであった。仕事は13時のアポだが小一時間空いてしまい往生し、駅のパン屋でコーヒー1杯とパソコンで時間を潰した。
仕事は3時に終わり、新幹線で盛岡に行きそこでの仕事を終え久しぶりに盛岡の飲み屋街に出た。客は疎らであった。帰りにホテルまでタクシーを利用したが運転手は人の数より客待ちタクシーの数のが多いと不景気を嘆いていた。


翌日大曲に「こまち1号」で行った。当初東京で指定席が取れずに不安だったが当日取れた。列車は略満席。大曲での昼食は「嶋田ハムの直営レストラン」と決めていたが仕事が長引き近場のショッピングセンターで済ました。新幹線で秋田に行き、帰りは16時の「こまち」にぎりぎり間に合った。帰りのこまちに昼食の時大曲で見かけた女性が乗り込んできた。彼女も出張族だった。ここ数年で東北の駅前が変貌している。ビジネスホテルのチエーンと居酒屋チエーンが駅前の顔になってきた。東北新幹線は地方の支店・営業所を潰し、仙台に集約して後は新幹線&ビジネスホテル利用でカバーしているのだろう。
その結果、支店経済の寄与が無くなり、昔からの飲み屋街は廃れ、駅前のチエーン店が出張族を吸収しているのだろう。ビジネスホテルの朝は、ガテン系、メンテサービス制服組みが増加しているのが目に付く。インフラ整備までが地方自身でまかなえなくなってきているのだろうか。地方でやるべきことは、人と一緒に出て行ってしまった知恵を呼び戻すことだ。金が無いなら「知恵」と「汗」でやるしかない。「知恵」はどこにいても取り出せる。その気になれば????。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿