ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

キーワードは南米そして交流

2010-10-25 14:40:22 | ライヴ

ご、ご無沙汰しております、ロス・ファブロソス・カディラクスです。
嘘です!それグループ名やんか!

さて、ここのところアルゼンチン音楽勢になんとなく押されっぱなしという感じがしないでもないですが、「障子を開けてみよ、外は広いぞ」と誰かさんが言ったか言わなかったか、ブラジル音楽という範疇だけに囚われていては見えなくなってしまうこともあり。
実際、美しい音楽というものはブラジルだろうがアルゼンチンだろうがボリビアだろうがベネズエラだろうが、良いものは良いのです。そういう意味では、ここはひとつ南米音楽、ラテンアメリカ音楽という地平を見渡す気分で臨むのが良いのかもしれません。ごめんなさい、自分でも何が言いたいのかよくわかっていません。

そこで「Criolla(クレオールの意)」という合言葉をあたかも「ひらけゴマ」の呪文のように発しつつ、2010年夏のラテンアメリカ大陸を縦横無尽に駆け巡った某歌姫のライヴをご紹介しましょう。

松田美緒、ヤヒロトモヒロ、ウーゴ・ファトルーソ
 TRANS-CRIOLLA
  ~響き合う地平の向こうへ~ 南米帰国公演
    "一夜限りの日本再演"
11/10(水) @HAKUJU HALL(白寿ホール)
Ticket: 前売3,000円 当日3,500円(税込・全席自由)
主催:ジャパン・ファウンデーション(国際交流基金)
チケットお問い合わせ:
 Votre(ヴォートル)チケットセンター
 TEL 03-5355-1280

出自の異なる素晴らしき三人のアーティストがツアー先で現地ミュージシャンらと交流・共演しながら南米を周り、大成功を収めた魂震える伝説のパフォーマンス。11月、東京・渋谷の地で一夜限りの再演です!


(チリにて。道路を横切るこの巨大なコンサートバナーを見よ!!)

しかもこの夜、ウルグアイよりカンドンベ・グループのレイ・タンボール、そして松田美緒も激賞する、かの地で姉妹のごとき意気投合と相成ったチリの女性歌手フランチェスカ・アンカローラを招いての豪華なる共演も実現。今夏のツアーと入れ違いのタイミングでブラジル出張を入れてしまい(日程がうまく重なっていれば・・・!)、南米ツアーいずれの公演も見ることが叶わず地団太踏んだ店主にとってはもはや万難を排して行かねばならぬコンサートという位置づけとなっております。
しかもこれ、このメンツにしておまけにホール公演で前売3,000円ってなんちゅうお得なチケット代ですか!?当日券にしたって3,500円。むう。
もう、行くしかございませんですよ、これは。
言われてみれば確かに純然たるブラジル音楽との接点ってさほどないかもしれません。しかしワタシが前述の通り「純然たる」なんて言葉を持ち出した途端、なんかうさんくさい響きを帯びてまいりませんか。
ジュンゼンたる。
そんなもんどうだっていいのです。彼らの表現する音楽の世界の前では。
心揺さぶられたいのなら、この日はハクジュへ!

さて。
話変わって、ウーゴ・ファトルーソに関してごく個人的な、しかも本件とは何の関係もない話をひとつ。
「たまたま機材一式持ってただけ」でまだPAオペのノウハウもろくになかった頃、恐れ多くもウーゴとヤヒロさんのデュオ(Dos Orientales)の名古屋公演の音響を任せていただいたことがあるのですが、恥ずかしながら店主、この日の本番インターバルでウーゴからド叱られた苦い思い出があります。
あまりにみっともない内容ゆえ詳細は割愛しますが、「サウンドチェックでミュージシャンも満足して一旦決まった音は(演奏側からの修正要望がない限り)絶対に触ってはダメなんだ!」と。よりによってあの温厚なウーゴがですよ。店主もう思いっきり凹みました。言うまでもなくもちろん1000%ワタシの責任なんですけどね。
しかし今もなんとかあちらこちらからPAのご依頼をいただいていられるのも、全ては彼の大喝があったればこそ。厳しかったけど、その言葉の中にはちゃんと愛と誠意と信頼関係がありました(たぶん)。それがなければワタシはPAのお手伝い仕事などとっくの昔に放棄していたでありましょう。
ウーゴが生で演奏するのを観るのは、たぶんあの時以来になりますね。

と勝手に一人で感慨深ーくなっているサンバタウン店主であります。
これで当日白寿ホールにいなかったらワタシ物笑いのタネですね(笑)。

そんなわけで、がんばれ歌姫!(←ファンかい)
彼女の歌声をまだお聴きになってない方はMyspaceにて是非ご一聴を
Un Canto Para Mama(Flor Criollaより)
Moreno de Perola(Flor Criollaより)
Saiko(Atlanticaより)
Meguriai/めぐりあい(Asasより)
Oracao(Pitanga!より)
Pitanga!(Pitanga!より)
Lisboa Cidade(Atlanticaより)

弊店でも残り僅か1枚となった傑作「Asas」、そして入手困難となっている500枚限定プレス盤、ブラジル大使館での幻のライヴアルバムもよろしく。(←どさくさ紛れの通販宣伝まで入れてますよこの人!)

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