旅のチカラ 「西太后のレシピ 心をとき放つ料理の秘密 フードプロデューサー・狐野扶実子 中国」その4
4日目の朝、狐野さんの家菜での修行はこの日が最後。
厨房には、からし菜の根の漬け物が用意されていました。
今日の先生は龍さん。からし菜の根を薄く切ります。
紙のように薄く、厚さにムラがないよう均一に。
狐野さんの番です。
薄く切った後は千切りにします。
材料の大きさを揃えるのは、均一にするためです。
次は人参を切ります。
「これは漬け物より切りにくいですよ」
「うまいよ彼女は」
「初めてなのに凄い」と声があがります。
実は、これは狐野さんが家菜で最初に食べた料理 炒咸食(しょうかんしょく)の材料です。
さんはどこにも出していないこの料理のレシピを教えようと言うのです。
「私はこれまで彼女を見てきて とても誠実で 料理が好きで 本気で学ぼうとしていることがわかったんです。 私は彼女の気持ちに感動して 西太后のレシピを教えることにしたんです」
家菜の料理のかなめは火の調整。
「火を弱くして」
微妙な火加減が出来なければ、素材の命 食感が失われます。
「塩を入れて」
調味料を入れる順番、タイミング、特別なことではない、普通な、些細なこと。
家菜の美味しさの秘密は、繊細なこだわりのなかにありました。
狐野さんが初めて作った 西太后 のレシピ 「炒咸食」の完成です。
「人参はさっと油に通すことで栄養素が十分引き出されます。煮込んでは失われてしまいます。北京特産のカラシナの根は、ビタミンCを多く含んでいます。
人参のなかから油を出す効果もあります。
タケノコに含まれる成分は、ガンの予防に役立ちます。」とさん
「ありがとうございます」
冷めたらもっと美味しくなります。
門外不出といわれた西太后のレシピ、今その一つを手にしたのです。
しかし、狐野さんはこの旅でレシピ以上の宝を手に入れました。
それは迷っていた自分自身への答えです。
うーん
たぶん、その作っている人が、やはり料理なので やっぱり 料理は人なんだな
作るのが人間で ・・っていう感じがしましたね。
たぶん ある程度までは 国とか 何とか料理 何とか料理 ってあるんですけど
そのある一定の境界線から 別のを加えると それは個人の、人の、その人そのものが料理に現れる。 それは 本当に 万国共通みたいな 国籍もなくて っていう
二つの世界が 料理にはあるかな・・と 思いましたね。
大丈夫だと思います。
それから狐野さんは、最後にお礼の創作料理一品を、愛茵さんとご主人に食べて頂くんですが・・ここは 省略
最後の独白なんて訳がわからない・・ですよね。
料理は人で・・作るのが人間で・・料理には二つの世界がある。
あら わかりやすいかも。
・・でも やっぱり 私には意味不明
完 でございます。
NHK 旅のチカラ 「西太后のレシピ 狐野扶実子 中国」 その1
http://blog.goo.ne.jp/zi-nn-u-ru/e/92a12b4da861a1693c563029c0a6c5b6
旅のチカラ 「西太后のレシピ 狐野扶実子 中国」 その2
http://blog.goo.ne.jp/zi-nn-u-ru/e/415597be3974e30219f97369f22e0a31
旅のチカラ 「西太后のレシピ 狐野扶実子 中国」 その3
http://blog.goo.ne.jp/zi-nn-u-ru/e/4ac555bdafbec5b5c8701cc5abf26c15
途中からだったのですが、
あの場所と登場する人達の空気感が
過不足なく再現されているサイトですね。
「西太后のレシピ」でググって、何気なくたどり着いて、
お茶とデザートをご馳走になった気分です。
狐野さんも素敵な方ですが、
あのお店の「第2の家族としての厨房」のあり方に
とても惹かれました。
一度訪れてみたいと切に思いました。
わたしも訪ねてみたいと思いました。
狐野扶実子さんって本当に素敵な方でしたね。