つい先日、25日は弟の葬式でした。
その2週間前には、甥の初盆で、25日は甥の父親の葬式をあげねばなりませんでした。本当に悲しかったです。
この弟の奥さんの、心の籠もったご会葬御礼の文章が素敵だったので紹介させて下さい。
「お疲れ様でした・・ゆっくり休んでください」
仕事では、温泉旅館とフグ料理屋など飲食店の経営に大忙し、一方趣味にも手を抜かず、何事もやると決めたら とことんまでやらねば気が済まない人でした。
魚釣りにゴルフにオートバイ、手間暇かかる猪狩りや養蜂にも それは真剣に励んでいたもの。
退職後も やりたいことはきっと山ほどあったはず・・夫の無念を思えば、急な別れが ただただ悔やまれてなりません。
病に倒れてから2週間と経たぬうちに迎えた旅立ちの日。
我慢強い上に、周りへの心配りを忘れない人でしたから、きっと痛みもあったでしょうに、家族を不安にさせまいと一人耐えていたのかもしれません。亡くなる数時間前も自分のことはさておき、愛犬の心配ばかりしていた夫。気持ちの整理はつきませんが、今はただ家族一同 労りと感謝をこめて見送りたいと思います。
夫・・・は、夏空きらめく平成22年7月23日、家族の胸に良き面影を残し、享年61歳の生涯を閉じました。
少々早すぎる旅立ちとなりましたが、皆様の暖かなお心に支えられての人生は幸多きものであったと信じてやみません。生前のご厚情に深謝申し上げます。本日はご会葬頂き誠に有難うございました。略儀ながら書状にて熱く御礼申し上げます。 ~妻より
弟は2年前にガンの手術を受けました。
この葬式の3日前まで「ニホンミツバチ」はいたのですが、弟の死の前後に弟が世話をしていた「ニホンミツバチ」はすべていなくなりました。巣箱は3箱ありました。
テレビの番組で見たと思うのですが、ミツバチは世話をしてくれる人が亡くなると、巣を捨てていなくなるそうです。
残された巣には沢山ではないが蜂蜜と幼虫がいました。
人間で言えば、子供と蓄えた預貯金を捨てたことになります。
蜂は自分を保護してくれた者の死を感じるのです。
蜂・・だなんて呼び捨てには出来ません。
蜂さん、お世話させて頂いてありがとう。 感謝です。