なぜかなあ。
宗教色があると怖いイメージがあるって不思議。
だって、信仰って心の中心をどこに置くかってことなんだもの。
私の母親は、「自分がされて嫌だったことは他の人にもしては駄目」って言ってた。
実家は旅館だった。
子供の頃は、食器を洗ったり子供達も手伝っていた。
時々手が滑って器を割ってしまうんだけど、割ったことで一度も怒られたことはなかった。
「・・ごめん」って謝ると「形あるものいつかは壊れる」って母が言うの。
私が小さい頃、母は神道の信者だった。
だから三つ子の魂ではないけど、「高天原のぉ・・」って祝詞は、今でもそらで言える。
私が小学校3年生の時に、その頃は浜松に住んでいたけど、火事で掛川に引っ越したの。
掛川の山奥に二つの滝に囲まれた温泉場があってね。
それまで別居していた両親が、再び一緒に暮らすことになり、再スタートを切った。
そこには滝のお不動様が祭られていて、毎月28日がお不動様を祭る日で、山の上まで提灯を飾った。
夕方になると、の子供達と一緒に山に登って、提灯のロウソクに火を灯した。
そしてまたその提灯を下げに行くの。
まっ暗い山は怖くてドキドキしたけど、とっても楽しかった。
山って言っても、そんなに高い山ではないけど、山の中腹にお不動様を祭るお社があったよ。
昼間はお寺の和尚さんがお経をあげに山に登って、子供達はそれを見に行くわけです。
お社のお掃除もしたんだろうな。箒ではいたり、雑巾がけもしたかも知れない。
今はもう、その頃のように山の上まで提灯を下げるなんて事、ないみたい。
ごめん。
今日はもう遅いから、私は寝る。
やることいっぱいあるのに、ついついテレビを見てしまった。
wowow大好き、テレビッ子で、映画も好きで、大事な時間をいつもドブに捨ててます。
続きはまた明日。