CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-112「食人族」(イタリア)

2023年05月13日 02時04分06秒 | イタリア映画
食事に招かれたぞ
 ドキュメンタリー撮影のため南米アマゾン奥地の「グリーン・インフェルノ」と呼ばれる秘境を探索していたアメリカ人男女4人組が消息を絶った。
 現地へ向かった救助隊は未開のジャングル奥地で食人族の村にたどりつき、白骨化した遺体を発見。
 持ち帰った撮影済みフィルムを確認すると、そこには想像を絶する地獄絵図が記録されていた。(「作品資料」より)


 1980年製作、日本では1983年に公開されたバイオレンス・ホラー。

 初公開時に鑑賞したし、その後リバイバル公開された時も鑑賞したな。

 今回は、〝4Kリマスター無修正完全版〟なるもので再度リバイバル公開されたものを鑑賞。

 初公開の時から印象に残っているのは、巨大ガメを食べるために捕まえ、甲羅をはがして殺すというシーン。

 どう見ても本物の生きているカメだよなと思うのだが、実際はどうだったのだろう。

 他にも動物を殺すシーンがあるが、本物なのか気になるところである。

 アマゾンの奥地にドキュメンタリー撮影のために探索に向かった男女4人組が行方知れずとなり、彼らを捜しにいった人類学の教授たちが、白骨化した遺体とフィルムを発見する。

 そのフィルムを確認する形で撮影隊の運命と残虐なシーンが映し出される。

 ファウンド・フッテージという形で描かれるモキュメンタリーであろう。

 しかし、その描写は近年の残酷シーンをウリにするホラーよりも本物らしい酷さであったな。

 教授たちが見つけたフィルムをヤラセのドキュメンタリーだとしてTVで放映しようと考えるTV局の面々。

 実際に人間を食べるという部族と、未開の地に住む部族に対する撮影隊の暴虐無人の行為、そしてそんな映像を売り物にしようと考えるTV局の面々。

 ちょっと皮肉も感じられる話であった。

 こんな残虐なシーンが繰り広げられるが、そのバックに流れる音楽が優美な感じの曲というのも面白かった。

/5

監督:ルッジェロ・デオダート
出演:ロバート・カーマン、フランチェスカ・チアルディ、ペリー・ビルカネン、ルカ・バルバレスキー、ガブリエル・ヨーク、サルヴァトーレ・ベイジル
於:シネマート新宿

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