導火線に火を点ける時が来たな
メキシコ国境に近いアメリカの小さな町に現れた流れ者のガンマン。
ジョーと名乗るその男は、この町では悪徳保安官バクスターと悪党ロホ兄弟の2大勢力が対立していることを知り、彼らを争わせて共倒れさせようと画策する。(「作品資料」より)
1964年製作、日本では1965年に初公開されたマカロニ・ウエスタン。
さすがに初公開時は産まれる前なので、鑑賞できなかったが、これまでTVなどでも観たことがなかった。
今回、「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン 地獄の血斗」と合わせた、いわゆる〝ドル3部作〟が4Kレストア版でリバイバル公開されるということで鑑賞。
メキシコ国境の町にジョーと名乗るアメリカ人の流れ者が辿り着く。
町は悪徳保安官のバクスター一家と悪党ホロー一家が牛耳っており、ジョーはお互いを争わせ、共倒れにしようと画策する。
黒澤明監督の「用心棒」をウエスタンにリメイクした作品らしいが、そちらも未見。
ダシール・ハメットの「血の収穫」を思い出させる話だったな。
テーマ音楽が印象的で、若きクリント・イーストウッド演じるジョーの早撃ちと共に惹かれるものがあった。
何故に2つの勢力を争わせようとしたのかハッキリしなかったが、それぞれに情報を流しては、争いをヒート・アップさせていくジョー。
危機に陥る展開にもなるが、先行きの気になる展開であった。
ラストはもちろん早撃ち対決ということになる。
/5
監督:セルジオ・レオーネ
出演:クリント・イーストウッド、ジャン・マリア・ヴォロンテ、マリアンネ・コッホ、ボルフガング・ルクシー、ジークハルト・ルップ、ヨゼフ・エッガー
於:グランドシネマサンシャイン池袋
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