CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-358「呪われた絵画」(イタリア)

2024年11月27日 00時45分25秒 | イタリア映画

今夜の満月は赤い

 亡き父親も著名な絵画修復師だったリサは、中世の絵画の修復を依頼され、イタリアの小さな町を訪れる。道中で出会った生物学者たちと意気投合しつつ、目的の絵画のある豪邸に向かったリサ。

 そこには、美しい女主人のエマと人付き合いが苦手な娘が暮らしていた。焼けただれた絵画の修復に取り掛かったリサだったが、作業を進めるうちに次第に悪夢に襲われるようになる。

 一方その頃、生物学者たちは何者かによって次々と拉致、監禁され、おぞましい拷問を受けていた。(「作品資料」より)

 

 絵画の修復を依頼され、イタリアの片田舎の屋敷に赴く修復師のリサ。

 その絵画は全面黒い煤に覆われ、リサは屋敷に泊まり込み、仕事を行う。

 しかし、修復した絵に描かれたもののせいなのか、リサはリアルな悪夢を見るようになり、次第に精神的に追い詰められる。

 屋敷の女主人、エマの娘がリサに、絵を修復せずに逃げろ、などと忠告してくる。 

 果たして、その絵に秘められたものとは何なのか。

 心霊的な展開のホラーであるが、リサが出会ったトレーシーら3人の生物学者が森の中で襲われる話が並行して描かれる。

 彼らは地下牢のような所に拉致、監禁され、1人づつ生贄にされていく。

 その際のシーンは人体破壊など、かなり凄惨なスプラッタなものとなっている。

 心霊的な恐怖とスプラッタな恐怖を混ぜ合わせたホラーになっている。

 生贄は地下牢の中央にある井戸に投げ込まれる。

 井戸の中には何モノが存在するのか。

 やがてリサの話とトレーシーたちの話は繋がっていく。

 いよいよ恐怖が露出しようとするクライマックスであるが、一気に展開していったな。

 絵画に描かれている文章をよく読めたし、読もうと思ったのは何故。

 設定は面白いホラーであったが、クライマックスからは急すぎる展開であった。

 ラストは意外なものになるのかな。

/5

監督:フェデリコ・ザンパッリォーネ

出演:ローレン・ラベラ、クラウディア・ジェリーニ、ステファノ・マルティネッリ、ロレンツォ・レンツィ、メラニー・ゲイドス、リンダ・ザンパッリォーネ、ジョバンニ・ロンバルド・ラディーチェ

於:シネマート新宿


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