CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-052「アメリカン・サイコ」(アメリカ)

2021年03月13日 21時48分40秒 | アメリカ映画
微妙なオフホワイトに透かし彫りまで
 27歳のハンサムなヤッピー、パトリック・ベイトマンは一流企業の副社長。高級マンションに住み、美しい婚約者もいる彼は一見誰もが羨む生活を送っていた。
 しかし、彼の心の中には深い闇が広がっており、突如襲う衝動に突き動かされ、夜の街をさまよいホームレスや娼婦を殺害していたのだった。(「allcinema」より)


 27歳で一流証券マンであるパトリック・べイトマンが、抑えきれない殺人衝動により、次々と殺人を繰り返していく様を描いたサスペンス・ドラマ。

 2000年製作で、日本でも2001年に公開され、当時鑑賞したのだが、これまたほとんど内容を忘れていた。

 今回劇場リバイバル上映ということで鑑賞することに。

 べイトマンの抑えきれない殺人衝動とその行動を描いた話であるが、いかにもヤッピーらしく、どのようなボディケア用品を使っているのか、どのようなトレーニングをしているのか、というような日常生活の拘りを冒頭に語ってくれる。

 一流証券マンという役柄らしかったが、ほとんど仕事をしているシーンはなかったな。

 どこの高級料理店に行くか、どこのイケてるバーに行くかなどを同僚たちと話し合ってばかり。

 そんな中で、べイトマンは夜に街中を徘徊しては、ホームレスなどを殺害したりする。

 狂気を見せるが、その要因がハッキリしないところが怖いところ。

 同僚のポールも手を掛けるのだが、そのきっかけが、自分よりも高級な名刺を作ったからということ。

 こうして、殺人衝動は抑えられなくなっていくのだが、そんな中、私立探偵のキンボールがポール失踪の真相を追い始める。

 果たして、べイトマンはそんな中で殺人を繰り返すのか、そして追い詰められるのか。

 殺人衝動を持っていなくても、ちょっと変わった人物だという印象のべイトマンであるが、彼の人間性と物語の行く末は気になる展開であった。

 興味惹かれる作品だったが、ラストに関しては、今一つハッキリしない結末であったな。

{/up//5

監督:メアリー・ハロン
出演:クリスチャン・ベイル、ウィレム・デフォー、ジャレット・レトー、クロエ・セヴィニー
   ジョシュ・ルーカス、サマンサ・マシス、マット・ロス、リース・ウィザースプーン
於:シネマート新宿

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