CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

25-074「土曜日の男」(インド)

2025年03月06日 00時02分19秒 | インド映画

俺にも癖がある

 インド、アーンドラ・プラデーシュ州の海辺の町で育ったスーリヤは、幼い頃から激しやすく、心配した母親から、怒りをその場で表に出さずにノートに記すよう教えられる。ノートを書き溜め、時間をおいて振り返っても同じ感情が続いているなら、その怒りには正当性があるのだと諭されたスーリヤは、母が病で世を去ったあとも、その習慣を続けていた。

 しかし彼独自の解釈で、土曜日はノートに記された1週間分の怒りを表に出すことを自分に許す日にしていた。成人し、ハイデラバードで保険外交員として働いているスーリヤは、表向きは平凡な社会人生活を送っているが、土曜日ごとの怒りの爆発は相変わらず続いていた。

 そんなある時、スーリヤは市民に非道なふるまいをするダヤーナンド警部補の姿を目撃し。(「作品資料」より)

 

 日曜日から金曜日までは怒りを感じても、それを表さず、土曜日になると怒りを爆発させる男、スーリヤ。

 すぐにキレるスーリヤに対し、亡き母親が教えたことを守り、成長して保険外交員として働いていても、土曜日には怒りを爆発させる。

 基本的には悪党相手に怒りを爆発させる。

 いつしか悪党たちから〝土曜日の男〟と呼ばれるようになる。

 そんなスーリヤは、悪徳警察署長、ダヤの横暴っぷりを目の当たりにし、彼を怒りの対象にしようとするが、同時に新人警官であるチャルラッタと出会い、怒りよりも彼女への想いが強くなる。

 そんな中、ダヤの横暴ぶりは続き、何かストレスを感じると、ある村の住人に当たり散らす。

 今時こんなあからさまな悪行見せるものいるのかと思うが、あからさまな悪党であることで、いつ彼がスーリヤにやられるのか期待してしまう。

 チャルラッタも上司の横暴ぶりに耐え切れず、スーリヤが土曜日の男であることを知り、共にダヤを成敗することに動き出す。

 勧善懲悪の判りやすいストーリーで、そこにアクションや恋を絡めている。

 歌のシーンはあれど、踊りのシーンは無かったな。

 ダヤへの成敗は、やがて複雑な話へと展開していき、先行き気になる展開とはなる。

 エンターテインメントとして楽しめる1本だった。

/5

監督:ヴィヴェーク・アートレーヤ

出演:ナーニ、S・J・スーリヤー、プリヤンカー・アルル・モーハン、アビラーミ、サーイ・クマール、アディティ・バーラン、ムラリ・シャルマ

於:シネ・リーブル池袋


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