こんなに目覚めている感じは初めて
ある週末、主婦テルマとウェイトレスのルイーズはドライブ旅行に出かけるが、途中で立ち寄った店の駐車場でテルマが男にレイプされそうになり、助けに入ったルイーズが護身用の拳銃で男を撃ち殺してしまう。ルイーズには、かつてレイプ被害を受けたトラウマがあった。
警察に指名手配された2人は、さまざまなトラブルに見舞われながらメキシコへ向かって車を走らせるうちに、自分らしく生きることに目覚めていく。(「作品資料」より)
ドライブ旅行に出かけた女性2人が、途中で男を撃ち殺してしまったことから逃亡することになる様を描いたロード・ムービー。
1991年製作、日本でも同年公開されたが、未見。
4Kレストア版でリバイバル公開されることになり、そちらを鑑賞。
ウェイトレスをしているルイーズは、主婦のテルマを誘い週末のドライブ旅行に出る。
しかし途中立ち寄った酒場の駐車場でテルマが強姦されそうになり、ルイーズがその男を撃ち殺す。
こうして2人は、メキシコを目指し逃亡することになる。
途中様々な困難に遭いながら逃亡を続けるテルマとルイーズ。
やがて警察が彼女らを見つけ出し、追いかけ始める。
泥沼にはまった状態のテルマとルイーズであるが、暗い雰囲気ではなかったな。
特にテルマは夫から抑圧されていたが、この旅行で自らを開放していく。
途中ヒッチハイクをしている若い男、JDと懇ろになるテルマ。
このJDを演じたのが、ブラッド・ピットであった。
同じ年に製作された「レザボア・ドッグス」に出演していたハーヴェイ・カイテルとマイケル・マドセンも出演。
テルマを演じたのはジーナ・デイヴィスで、ルイーズを演じたのは、先に鑑賞した「アバウト・ライフ 幸せの選択肢」に出ていたスーザン・サランドン。
逃避行を続ける中で、自分らしさに目覚めていく女性の姿を描き、爽やかさを感じさせる作品であった。
ラストが気になるところであったが、爽やかさと痛み半ばするラストであったな。
/5
監督:リドリー・スコット
出演:スーザン・サランドン、ジーナ・デイヴィス、ハーヴェイ・カイテル、マイケル・マドセン、ブラッド・ピット、クリストファー・マクドナルド、スティーブン・トボロウスキー
於:新宿シネマカリテ
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