CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-162「妖怪人間ベラ」(日本)

2020年10月03日 23時10分19秒 | 日本映画
悲しくないのに、何故あなたはここにいるの?
 広告代理店に勤める新田康介は、「妖怪人間ベム」の特集を任され、偶然にも幻の最終回を目にして衝撃を受ける。
 そんな時、謎めいた女子高生、百合ヶ崎ベラと出会い、彼女に執着せずにはいられなくなっていく康介だったが。(「allcinema」より)


 1968年にTV放映されたアニメ「妖怪人間ベム」

 その中の、妖怪人間ベラに焦点を当てて、実写映画化した作品。

 アニメはもちろんリアル・タイムでは観ていないが、再放送は何度か観たことあるな。

 〝早く人間になりた~い!〟という台詞が有名であり、本作でもその台詞が出るかと思いきや、という展開。

 広告代理店に勤める新田康介は「妖怪人間ベム」の特集を任され、偶然にも幻の最終回を目にする。

 その内容は、本当に凄惨な内容のものであったが、これは本作用に作られた幻の最終回なのかな。

 何故か、その幻の最終回を目にしてから妖怪人間に執着し始める康介。

 同じ頃、ある高校では百合ヶ崎ベラと名乗る女子高生が転校してくるが、その美しき容姿に嫉妬した何者かが、執拗にベラに対し、嫌がらせを仕掛けてくる。

 序盤は、そんな嫌がらせと、それに対応するベラが描かれるが、その後はベラに出逢った康介が、どんどん妖怪人間に執着していき、やがて狂気を見せ始める姿が描かれる。

 後半はほとんどベラの活躍がなかったな。
 それどころか映りさえせず、嫌がらせをしていた者に対する処理はどうなるのかなと気になった。

 妖怪人間の存在を信じ始め、自らも妖怪人間に固執し、強さを欲する康介。

 やがて、康介は幻の最終回が意味するものを知るようになる。

 ベラの出番が少なく、何となくイメージしていた作品とは違うなという印象が残ってしまったな。

 最後にベムも登場するが、やけに呆気ない結末だったな。

 狂気に陥る康介の様は興味深かったが、やや物足りなさを感じる作品だった。

/5

監督:英勉
出演:森崎ウイン、emma、堀田茜、吉田奏佑
   吉田凛音、桜田ひより、清水尋也、六角精児
於:池袋HUMAX CINEMAS

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