CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-306「恋と嘘」(日本)

2017年10月28日 11時23分18秒 | 日本映画
やっぱ、こっちだったかあ
 超・少子化対策として政府が遺伝子レベルで最良の結婚相手をマッチングする近未来の日本。男女は満16歳を迎えると政府から将来の結婚相手が通知され、それ以外の恋愛は原則禁止となる。
 昔から優柔不断な女子高生、仁坂葵は16歳の誕生日目前に幼なじみの司馬優翔から突然の告白を受ける。しかしその直後、政府通知の相手として、高千穂総合病院の御曹司で、無愛想かつミステリアスな男性、高千穂蒼佑が現われる。
 政府によって最良と認められた相手に心惹かれつつも、司馬への気持ちも諦めきれない葵だったが。(「allcinema」より)


 こちらも人気コミックを実写映画化した青春ロマンス。
 アニメにもなっているようである。

 少子化対策として、16歳になると遺伝子レベルでマッチングしていると言われる相手が通知される。

 その相手と結婚したカップルはその後も幸せな家庭を築き、暮らしているという確率が高い。

 そんな、ちょっと特異な設定の中での高校生の恋愛譚であるが、話としてはごく普通の三角関係の話であった。

 
 女子高生の仁坂葵が、幼馴染みの司馬優翔と、政府通知の相手、高千穂蒼佑の間で揺れ動くという様を描いている。

 政府通知の相手、高千穂蒼佑が最初現れた時、葵に対し、〝政府通知の相手だから一緒にいる。おまえ自身には興味はない〟というようなことを言ったりするので、それも含めて政府通知という抗えない状況の中で、本当に好きな相手に気付き、障害を乗り越えるような話かと思っていた。

 でも、それ程政府通知には拘束力はないようである。

 深く知っていくうちにつれ、蒼佑にも惹かれていく葵。
 そんな葵を表面上応援しながらも、忸怩たる思いを抱える優翔。

 しかも優翔には大きな秘密があるという設定。

 葵は明るく素直、相手を思いやる気持ちも持っているのだが、優柔不断のきらいがあり、それが男二人を悩ましたりする。

 結局は、葵が二人のうちのどちらを選ぶのかということが焦点になった話であり、政府通知や、葵の想いのキーになりそうな叔父の存在もそれ程大きな要素にはなっていなかったな。


 葵を演じたのは「ドロメ 女子篇」等の森川葵、優翔を演じたのは「君の膵臓をたべたい」の北村匠海で、蒼佑を演じたのは「イタズラなKiss THE MOVIE」の佐藤寛太。
 これから期待の若手俳優たちということかな。

/5
監督:古澤健
出演:森川葵、北村匠海、佐藤寛太、浅川梨奈、田辺桃子、遠藤章造
    眞島秀和、温水洋一、中島ひろ子、三浦理恵子、木下ほうか、徳井義実
於:TOHOシネマズ新宿

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2 コメント

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揺れる (kossy)
2017-10-28 13:50:31
2人の男性に対して揺れる恋心なんて、
結局はクレープを選ぶようなものだった・・・
予想したよりも揺れ動かなかったのが残念でした。
返信する
Unknown (CINECHAN)
2017-10-28 23:25:52
kossyさん

クレープは葵の優柔不断さを表してるものだったんでしょうが、男性に対する気持ちも同じだったということだったんですかね。
揺れる恋心というより、ようやく気付いた本当の気持ちだったということですね。
返信する

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