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天国では何でもできるの
フィラデルフィアで印刷工として働く、もじゃもじゃ頭の男ヘンリー・スペンサー。
ある日彼は、ガールフレンドのメアリーが奇妙な赤ん坊を出産したことを知らされ、彼女と結婚することに。しかしメアリーは赤ん坊の異様な泣き声に耐えられなくなり、家を出て行ってしまう。
ひとりで赤ん坊の世話をしながら、これまでと同じ生活を続けようとするヘンリーだったが、彼の精神は次第に破綻していき。(「作品資料」より)
1977年製作、日本では1981年に公開されたデビッド・リンチ監督の長編デビュー作、
これまで未見であったが、先頃亡くなったデビッド・リンチ監督の追悼上映としてリバイバル公開され、初鑑賞。
フィラデルフィアで印刷工として働くヘンリー。
ある日、ガールフレンドのメアリーに家に招かれると、そこで赤ん坊が産まれたので結婚することを望まれる。
結婚して一緒に住むことにするヘンリーとメアリーであるが、産まれた赤ん坊は奇怪な姿をしていた。
赤ん坊の異様な泣き声に耐えられなくなったメアリーは実家に戻ってしまい、ヘンリーは1人で赤ん坊の世話をしようとするが、徐々に異様な世界に引き込まれていく。
冒頭からして理解し辛いシーンから始まるが、ヘンリーが赤ん坊と一緒の部屋で目にするもの、体験することは現実なのか。
いったい奇怪な姿の赤ん坊も何モノなのか。
もしかすると冒頭からすでにヘンリーは人間ではなかったのか。
色々推測したりするが、それ以上に不条理なシーンのオンパレードである。
イメージ通りのデビッド・リンチ作品だったように思う。
タイトルの「イレイザーヘッド」は、ヘンリーの髪型が特徴あるので、その髪型を指しているのかと思ったが、途中ちゃんとイレイザーヘッドが出てくるんだな。
ヘンリーに起こっていることは、精神が壊れていったのか、本質的な事柄なのかよく判らなかったが、ある程度覚悟していたことなので、理解することは諦めざるを得ない作品であった。
/5
監督:デビッド・リンチ
出演:ジャック・ナンス、シャーロット・スチュワート、アレン・ジョセフ、ジーン・ベイツ、ローレル・ニア、V・フィリップス・ウィルソン、ダーウィン・ジョンストン
於:グランドシネマサンシャイン池袋
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