CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-076「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__」(日本)

2019年03月27日 00時25分35秒 | 日本映画
人を撃てば、二度と人を撃つ前には戻れない
 2116年に起きたSEAUn(東南アジア連合)での事件以降、元刑事課一係執行官の狡噛慎也は放浪の旅を続けていた。
 ある日、南アジアの小国で武装ゲリラに襲われている難民バスを助けた狡噛は、その中にいたひとりの少女テンジンと出会う。
 幼い頃に家族を殺されたテンジンは、かたきを討つために戦い方を教えて欲しいと狡噛に懇願するのだが。(「allcinema」より)


 「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2 First Guardian」に続く劇場3部作の第3弾。

 元執行官である狡噛慎也は、傭兵のようなことをしながら、南アジアを放浪している。

 偶然襲撃されていた難民バスを救い、そのバスに乗っていた一人の少女、テンジンから戦い方を教えてほしいと頼まれる。

 テンジンは父親をゲリラに殺され、その復讐を望んでいた。

 
 一人の少女と出会ったことで、狡噛慎也が滞在することになった小さな村。
 そこにも武装勢力が迫り来る中、狡噛慎也は過去と対峙しながら、再び戦いの渦中へと飛び込む。


 南アジアの小国で起こる事件とその裏に潜む真相。

 復讐を望む少女とかつて復讐を果たした男との心の交流。

 本作は3部作のうち、未来を設定とした作品らしいが、完全に公安局とは分離された話になっている。

 前作でキー・パーソンになると思われ、そうでもなかった花城フレデリカが、本作ではサブキャラとしてしっかり活躍している。

 
 単純に金のために傭兵をしているわけでもない狡噛慎也。

 復讐を果たしたがために日本から逃れることになった状況から、やがて南アジアで起こった事件とテンジンとの交流から心に変化の兆しを見せ始める。


 一人の男が巻き込まれる事件と心の変化を描いた作品。

 顛末は何となく読めるような話ではあったが、こちらもハードボイルド・アクションとして楽しめる一本だった。

/5

監督:塩谷直義
声の出演:関智一、諸星すみれ、本田貴子、志村知幸、磯部勉、高木渉、鶴岡聡
於:TOHOシネマズ新宿

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