CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-171「アリス・スウィート・アリス」(アメリカ)

2020年10月17日 23時05分33秒 | アメリカ映画
親の罪を子が贖う
 両親の愛情を妹・カレンに奪われたと感じていた姉のアリス。
 ある日、カレンが惨殺された。それ以降、黄色いレインコート姿のマスクを被った人物が人々を襲い始める。(「KINENOTE」より)


 1976年製作のスラッシャー・サスペンス。

 母親の愛情を妹のカレンに奪われたと感じている12歳のアリス。

 どこか、攻撃的で、子供としては小憎たらしい。
 そして精神的にも問題がありそうな感じ。

 そんな中、聖餐式の最中の教会で妹のカレンが殺されてしまう。

 警察も、多分観ている人たちもアリスの凶行だと感じる。

 そして再び事件が発生し、アリスへの疑惑が強まっていく。


 子供の狂気を描いた作品という感じで前半は進んでいく。

 誰もがアリスの犯行を疑う中、両親だけはアリスの無実を信じ、それがちょっと盲目的すぎるなという印象を受ける。

 この両親が最後にはアリスの凶行の犠牲になってしまうのではないかなと予想する。

 しかし、物語の真実は意外な方向へと展開していく。

 いずれにしても歪んだ愛情が生み出した悲劇という感じであったな。

 いったいアリスはどのような行動を起こし、どのような運命となるのかと気になる展開の作品であったが、ミスディレクションを誘う展開であった。

 思わし気なラスト・シーンではあったが。

 観ていても全然気付かなかったが、最初に犠牲になる妹のカレンを演じたのは「青い珊瑚礁」等のブルック・シールズだったらしい。

/5 

監督:アルフレッド・ソウル
出演:リンダ・ミラー、ポーラ・シェパード、ナイルズ・マクマスター、ブルック・シールズ
   ジェーン・ロウリー、ゲイリー・アレン、キャシー・リッチ、ルドルフ・ウィルリック
於:池袋シネマ・ロサ

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