CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-170「悪党 加害者追跡調査 B(4~6話)」(日本)

2020年10月15日 00時23分16秒 | 日本映画
あなたは過去に囚われ過ぎている
 姉を殺された過去を持ち、犯人への復讐心を胸に生きてきた元警察官で探偵の佐伯は、探偵事務所所長の木暮の指示で犯罪加害者の社会復帰後の素行調査を担当する。
 調査によってさまざまな犯罪加害者たちのその後が明らかになっていくが、その過程でかつて姉を死に追いやった3人の悪党の存在にたどり着く。
 復讐心に駆られた佐伯は、ある行動に出るが。(「作品資料」より)


 WOWOW放映のドラマを劇場で上映する「悪党  加害者追跡調査 A(1~3話)」の後半にあたる4~6話まで。

 高校時代に姉を殺され、葛藤を抱えたまま生きる佐伯は、探偵事務所で加害者の現在を調査する仕事をしている。

 未成年ということで名前は伏せられ、殺人の罪なのに、短い刑期で出所していることに激しい憤りを感じている。

 そんな調査を進めていくうち、姉を殺した、同じく当時未成年であった3人の加害者を追い始める佐伯。

 後半にあたる本作は、依頼による調査もあったが、佐伯の姉を殺した加害者たちに関するエピソードがメインとなっていく。

 姉を殺した犯人は3人おり、そのうちの一人、田所の行方しか掴めていなかった佐伯であるが、調査を続けるうちに別の加害者である寺田にも遭遇する。

 調査の行程で知り合ったクラブのホステス、はるかと近付く佐伯であるが、調査のため、はるかに危険な役目をお願いしたりする。

 案の定の展開とはなる。

 果たして、佐伯は田所や寺田に対し復讐をするのか。
 そして、主犯格であった榎木を見つけ出し、やはり復讐をするのか。

 被害者が抱き続ける葛藤というものと、その昇華を描いているが、果たして佐伯はどうするのか。

 前半から興味深い内容で進んでいくが、最後に佐伯が復讐を果たすのか、どのような行動を取るのか気になったが、これは意外とよく効く復讐だったのかもしれないな。

 面白い作品であった。

/5

監督:瀬々敬久
出演:東出昌大、新川優愛、青柳翔、森岡龍、蓮佛美沙子、池田朱那
   大島葉子、細田佳央太、岡田龍太郎、柄本明、寛一郎、三浦誠己
   山中崇、波岡一喜、渡辺いっけい、板谷由夏、益岡徹、松重豊
   内田淳子、東龍之介、田辺桃子、篠原ゆき子、中島歩、伊藤洋三郎
   秋山ゆずき、千咲としえ、小林且弥、滝沢涼子、平埜生成、嶋田久作
   大瀧慶祐、笠原崇志、高橋里恩、烏丸せつこ、和田聰宏、山田キヌヲ
於:シネ・リーブル池袋

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