君は彼女を救うべきだった
ロンドンの犯罪組織の一員である借金取り立て屋ダンの娘オリビアがクリスチャンの息子に襲われ、ダンは犯人に報復しようと暴走。
各所で暴力沙汰を起こすダンの企てを察知したギャングは、ダンが復讐を成し遂げる前に彼の息の根を止めようと、冷徹な殺し屋ガロを雇う。(「KINENOTE」より)
ブルース・リーでもなく、松田優作が主演でもないクライム・サスペンス。
犯罪組織の一員であるダンという男が、ある男の居場所を見つけるため、弁護士の家に押し入るところから物語は始まる。
最初は、この男がどういう理由でどのような男を捜しているのかは判らない。
ダンは、自分の娘の身に起こったことのため、自分が属していた組織の仲間の息子を捜し出し、復讐を企てる。
街をさまよい、心当たりを訪れては暴走し、関係したと思われる者に激しい暴力を施す。
娘のオリビアの身に何が起こったのか、生きているのか死んでいるのかは、ダンの回想のようなシーンで徐々に明らかになっていく。
ダンの復讐行だけではなく、彼の心の闇のようなものも映し出し、オリビアの回想シーンと相俟って、ちょっとメランコリックな雰囲気で話は展開する。
組織はダンの目的を察知し、それを阻止するため冷徹な殺し屋、ミスター・ガロを雇う。
この男、噂通りに冷徹な男で、女性でも容赦なく目的のため拷問にかけたり、感情を持たずに、殺しは単なる仕事という感じでこなしていく。
これまで人を殺したことのないダンが、こんなミスター・ガロに狙われ、果たして生き残れるのか。
最後は、この二人の対決となるのだろうと思っていたが、その結末は予想外のものであったな。
必ずしも最後、スッキリした気分で終わるものでなく、ダンの心の空虚さが露わになった感じだったな。
リベンジ・サスペンスとしての展開はちょっと弱い感じは受けたが、果たしてダンの復讐は遂げられるのか、ミスター・ガロとの対決はどうなるのか興味深かった。
ラストもある意味印象深いものはあったかな。
/5
監督:ダニー・アルブリー、デヴィッド・ビスファム
出演:ダン・リチャードソン、ジェンギズ・デルヴィシュ
ヒュー・クオーシー、アマンダ・ミーリング、アンドリュー・ハーウッド
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
ロンドンの犯罪組織の一員である借金取り立て屋ダンの娘オリビアがクリスチャンの息子に襲われ、ダンは犯人に報復しようと暴走。
各所で暴力沙汰を起こすダンの企てを察知したギャングは、ダンが復讐を成し遂げる前に彼の息の根を止めようと、冷徹な殺し屋ガロを雇う。(「KINENOTE」より)
ブルース・リーでもなく、松田優作が主演でもないクライム・サスペンス。
犯罪組織の一員であるダンという男が、ある男の居場所を見つけるため、弁護士の家に押し入るところから物語は始まる。
最初は、この男がどういう理由でどのような男を捜しているのかは判らない。
ダンは、自分の娘の身に起こったことのため、自分が属していた組織の仲間の息子を捜し出し、復讐を企てる。
街をさまよい、心当たりを訪れては暴走し、関係したと思われる者に激しい暴力を施す。
娘のオリビアの身に何が起こったのか、生きているのか死んでいるのかは、ダンの回想のようなシーンで徐々に明らかになっていく。
ダンの復讐行だけではなく、彼の心の闇のようなものも映し出し、オリビアの回想シーンと相俟って、ちょっとメランコリックな雰囲気で話は展開する。
組織はダンの目的を察知し、それを阻止するため冷徹な殺し屋、ミスター・ガロを雇う。
この男、噂通りに冷徹な男で、女性でも容赦なく目的のため拷問にかけたり、感情を持たずに、殺しは単なる仕事という感じでこなしていく。
これまで人を殺したことのないダンが、こんなミスター・ガロに狙われ、果たして生き残れるのか。
最後は、この二人の対決となるのだろうと思っていたが、その結末は予想外のものであったな。
必ずしも最後、スッキリした気分で終わるものでなく、ダンの心の空虚さが露わになった感じだったな。
リベンジ・サスペンスとしての展開はちょっと弱い感じは受けたが、果たしてダンの復讐は遂げられるのか、ミスター・ガロとの対決はどうなるのか興味深かった。
ラストもある意味印象深いものはあったかな。
/5
監督:ダニー・アルブリー、デヴィッド・ビスファム
出演:ダン・リチャードソン、ジェンギズ・デルヴィシュ
ヒュー・クオーシー、アマンダ・ミーリング、アンドリュー・ハーウッド
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
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