CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-234「パトリオット・ウォー ナチス戦車部隊に挑んだ28人」(ロシア)

2017年08月10日 01時09分33秒 | ロシア映画
俺たちの誰もが英雄
 1941年11月。ナチスドイツ戦車部隊がモスクワに迫る。
 ロシア部隊は壊滅状態に追いやられ、残った28人の兵士たちは不利な戦いに臨む(「KINENOTE」より)


 第2次大戦、ナチス・ドイツ軍がモスクワに迫り、それを阻止するためたった28人の兵士が戦車部隊に戦いを挑んだという事実を基に作られた作品。

 もちろん最初から28人で、ナチス・ドイツの戦車部隊に挑んだわけではない。

 ロシア侵攻を阻止するためにロシア軍も部隊を送るが、その部隊も大きくはなく、元々圧倒的な不利な戦いではあった。

 そして最初の攻撃によってほぼ壊滅状態となり、残った兵士が28人。
 救援も来ない絶望的な状況で、28人の兵士はドイツ軍の戦車部隊に挑むことになる。

 
 圧倒的な不利な状況で戦車部隊に挑むという展開で、なかなか追い詰められながらも命を賭けて戦うロシア兵の姿に惹き込まれ、緊張感も高かった。

 塹壕に潜みながら、数少なくなる銃火器で対抗する。

 それでもどんどん迫り来る戦車部隊。

 果たして、ロシア兵たちは防衛線を守ることができるのか。

 実話ということではあるが、この戦いの結末は、ちょっと出来すぎかなという感じもするかな。
 自国礼賛の意味合いもあるかもしれないな。

 なかなか緊迫感もあって面白く、長さを感じさせない作品ではあった。


 ロシア兵たちが戦場へと向かう途中、日本の侍がたった7人で悪人たちに戦いを挑んだとか、それはアメリカでのことで7人の牛飼いだったとか。更に、ギリシャで300人で1万の兵に挑んで皆死んだという会話を交わす。

 これは「七人の侍」であり、「マグニフィセント・セブン」であり、「300(スリーハンドレッド)」のことだな。
 さすがにこの会話は、フィクションだろうが、同じように数少ない中で大人数に対することになる状況を表してるのかな。

/5

監督:キム・ドラジニン、アンドレイ・シャロパ
出演:アレクサンドル・ウストュゴフ、ヤコヴ・クチェレフスキー、アザマット・ニグマノフ、オレグ・フョードロフ
於:新宿シネマカリテ

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