CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-330「先生!、、、好きになってもいいですか?」(日本)

2017年11月19日 01時17分04秒 | 日本映画
未来のために今を一生懸命に生きる
 弓道部に所属する高校2年生の響。内気でまだ本当の恋を知らない彼女だったが、ボサボサ頭で愛想のない世界史教師・伊藤貢作にいつしか恋心を抱くように。
 そして根がまっすぐゆえに、伊藤への素直な気持ちをためらいなく伝える響。しかし教師が生徒の想いに応えられるわけもなく、最初はつれない態度をとっていた伊藤。
 それでも一途で不器用な響のアプローチが、次第に伊藤の心を動かしていくのだったが。(「allcinema」より)


 人気コミックを実写映画化した純愛ラブストーリー。

 先生に恋をした女子高生の心の葛藤を描いている。

 女子高生、響には「ちはやふる」の広瀬すずがあたっているが、ただ先生を好きになるという様子を苦しく、切なく演じており、なかなか心惹かれるものがあったな。

 響が好きになるのは、「土竜(モグラ)の唄 香港狂騒曲」等の生田斗真演じる、伊藤先生。
 ぶっきらぼうな感じであるが、時折優しさも見せる。

 そんな二人の恋愛譚としては、興味深い内容であった。

 ただ、どうしても先生と生徒という立場から、倫理的に気になるところもあったな。

 響の真っ直ぐな想いと、それに対し、つれない態度を見せながら、徐々に心が動いていく伊藤。

 そんな状態はまずまず見ていても、雰囲気良く感じたのだが、学祭の日に起きたことを見ると、〝やっちまったなあ〟という感じだったな。

 
 二人の様子を見ていると、成就してほしいなとは思いつつも、先生と生徒の恋愛が成就してしまうのは、どうなんだろうという気持ちも起きてしまう。
 周囲への影響も大きいだろうから。

 大人と子供という線を引いており、それに生徒が反論したりするシーンもあるが、そこにもあまり説得力はなかったかな。


 中盤まではある意味、微笑ましい感じであったが、学祭の日からは大きな事件となってことが展開する。

 果たして、二人の関係、二人自身の身はどうなるのか。

 恋愛譚としては充分惹き込まれる。
 多分、生徒と先生という大きな障害という設定が、また気持ちを盛り上げるのかもしれないな。
 オヤジとしては倫理観が先行してしまうが。


 原作は多分、ちょっと前の作品かなと思っているが、下駄箱に手紙を入れるなんて今でもするのかな。

 卒業式の日に、男が車で迎えに来るというのもちょっと時代を感じさせる気もするな。

/5

監督:三木孝浩
出演:生田斗真、広瀬すず、竜星涼、森川葵、健太郎、中村倫也、比嘉愛未、八木亜希子、森本レオ
於:シネマサンシャイン池袋

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